日本株【個別銘柄】:日産自、キヤノン、村田製、フジテレビ、ホンダ

30日の主な売買銘柄の終値は、次の 通り。

日産自動車(7201):62円(7.7%)高の863円と大幅続伸。一時、75円(9.4%) 高の876円まで上昇し、今年に入り最大の上げ幅となった。為替相場が円安に 進んでいることや米ダウ工業株平均が史上3番目の上げとなったことが背景。 売買高は2140万株で東証1部2位。

キヤノン(7751):270円(7.2%)高の4000円と大幅続伸。円安ドル高の 進行を受け、為替差益による収益押し上げ期待から買いが先行した。米株式相 場の回復もプラス要因となった。

フジテレビジョン(4676):6万4000円(9.8%)高の71万9000円と5営 業日ぶりに大幅反発。スポット広告(番組と番組の間に流れるコマーシャル) 収入の好調などにより、第1四半期(4-6月)の業績が会社予想を大幅に上 回って推移しているもようで、アナリストの間で業績上方修正への期待が高ま ったようだ。

村田製作所(6981):520円(8.7%)高の6470円と大幅反発。今月下旬以 降連続で年初来安値を更新してチャート(けい線)上の節目である株価の大台 を割り込んでいたことから、米国株が大幅上昇したことをきっかけに、買い注 文が優勢となった。

ファナック(6954):380円(7.7%)高の5340円と8営業日ぶりに大幅反 発。同社は2002年3月期に売上高の60%を海外が占めるなど海外売上高比率が 高いことから、為替相場での円安進行を受けて、業績悪化への懸念が後退した。

ホンダ(7267):90円(1.8%)高の5110円と続伸。29日発表した2002年 度第1四半期(4-6月期)連結決算(米会計基準)は、純利益が四半期ベー スで過去最高益となったほか、米国株式の上昇や円安進行も追い風となった。

日本航空(9201):14円(4.5%)高の327円と5営業日ぶりに反発。国内 経済の回復により、旅行需要が拡大することやコストカットにより収益が拡大 するとの見方から買いが入った。

日本たばこ産業(JT)(2914):1万4000円(1.6%)安の78万6000円 と反落。一部の報道で、財務省が政府保有の同社株式放出を当面見送ると伝え られたものの、株式放出による需給悪化に対する懸念は解消されなかった。

アシックス(7936):8円(7.2%)高の119円と大幅続伸。同社では、2008 年に開催予定の北京オリンピックを機にスポーツ熱が高まるとして需要拡大を 見込んでおり、今秋から中国国内でスポーツ関連商品の販売を本格的に開始す ることから、中国市場での販売増加による長期的な業績拡大を期待した買いが 入ったようだ。

セブン‐イレブン・ジャパン(8183):280円(6.5%)高の4610円と大幅 続伸。米株大幅高を受けて日本株が連日で高くなっていることから、収益から みて割安と判断した投資家が買い注文を先行させた。同社株の上げは日経平均 の上げの一因にもなった。親会社のイトーヨーカ堂(8264)も高く、240円(4.5%) 高の5580円と続伸した。

アサヒビール(2502):3円(0.3%)高の1004円と小幅上昇。中間期業績 の利益を上方修正したことを受け、販促費の効率化など経費削減が計画以上に 進んでいることを評価する動きが高まった。

コピア(6442):32円(12%)高の304円と3日続伸。前日発表した2002 年6月中間期決算で、連結純利益が14億円の黒字(前年同期は5億3800万円 の赤字)と収益が改善したことを受け、個人投資家の買いを集めた。

第一製薬(4505):91円(4.8%)高の2000円と続伸し、6営業日ぶりに 2000円台を回復した。同日午後3時半から事業提携について都内で記者会見す ると報道されたことから、M&A(企業の合併・統合)の思惑が高まった。

マックス(6454):84円(8%)安の970円と大幅反落。持ち家住宅の需要 減少で主力の釘打ち機やコンプレッサなどの機械販売が振るわず、中間期の業 績見通しを下方修正したため、市場では予想外の業績悪化に狼狽売りが出た。

エフ・シー・シー(7296):140円(6%)高の2460円と続伸。北米向けの クラッチ販売が好調で、今期は従来予想を上回る見通しとなったことから、好 業績を期待した買いが膨らんだ。米国株式相場の上昇や為替相場の円安進行も 株価上昇を手伝った。

レントラックジャパン(2314):映像ソフトの流通を手がけるレントラック ジャパンがこの日、大証ナスダック・ジャパンのスタンダードに新規上場した。 取引開始時は売り注文が先行し、公募価格1300円を1.5%下回る1280円の初値 が付いた。公募・売出株数は117万株、主幹事は新光証券。終値は1110円。

コンピュータウェーブ(2740):パソコン用ソフトウェアを販売するコンピ ュータウェーブがこの日、ジャスダックにマーケットメイク方式で新規上場し た。初値は43万円と、公募価格46万円を6.5%下回った。公募・売出株数は 2000株、主幹事は野村証券。公募価格のPER(株価収益率)は15倍であった。 終値は35万円。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Edeitor:Akama、Yamanaka

日本たばこ産業(JT)   2914 JP <Equity>CN