大手スーパー6月売上高、西友やダイエーなど4社増加-食品健闘(2)

ブルームバーグ・ニュースが23日ま でにまとめた大手総合スーパー5社の6月の既存店売上高は、食品が好調を維 持したことから西友、ダイエーといった4社の売り上げが前年実績を上回った。 衣料品のほか食品も不振だったユニーは前年実績を下回った。各社が明らかに した。

売り上げが伸びた4社のうちでは西友の伸びが前年同月比2.3%と目立っ た。西友は部品別の売上高の伸びを明らかにしていないが、売り上げ増加の背 景について「生鮮食品はあまりよくなかったが、ヨーグルトや納豆など加工食 品が伸びたことで、食品の売り上げが全体を支えた」(広報室の鈴木敏文氏)と 説明した。

ダイエーも食品が好調だったうえ、不採算店舗の閉鎖といったリストラ効 果も加わり既存店売上高が1.1%増加した。店舗閉鎖による売り場面積の減少を 加味した既存店売上高は1.5%増加したとしている。一方で、家電や日用雑貨な どの住宅関連製品が前年割れだったうえ、天候不順で衣料品も伸び悩んだ。

ヨーカ堂もダイエーと同様に「後半に気温が低くなったことから衣料品や 住関品が苦戦した」(広報室の佐藤公彦氏)が、食品の伸びから既存店は前年実 績プラスとなった。イオンも食品の好調で既存店は微増を確保した。一方で衣 料品を取り扱う部門は減収だった。

ユニーは各部門とも低迷が続いており、既存店売上高が大手5社で唯一前 年割れ、マイナス幅も4%を上回った。部門別では衣料品、住関品がそれぞれ

6.5%減、食品も2.0%減と落ち込んだ。

三井住友海上アセットマネジメントの本間基照エコノミストは、食品の売 上高が伸びたことについて「サッカーワールドカップ(W杯)の影響があった 可能性がある」と指摘し、W杯テレビ観戦のため食料品を買い込んだ人が多か ったことが考えられると予想した。

このため「(消費の)本格回復とは言えない。ボーナスも減少したところが 多かったようだ。収入面で改善が見られない限り消費の回復にはつながらない」 と先行きに慎重な見方を示した。

【大手スーパーの6月売上高】(前年同月比%、▲はマイナス、速報ベース)

既存店 全 店

西友 2.3 5.2

ダイエー 1.1 ▲6.1

イトーヨーカ堂 (プラス) 1.0

イオン    0.2 1.4

ユニー ▲4.1 ▲3.5

東京 堤 紀子 Noriko Tsutsumi   安西美樹  Miki Anzai --* 03-3201-8950 ntsutsumi@bloomberg.net Editor:Ueno

ダイエー 8263 JP <Equity>CN