米銀の企業向け貸し渋り、景気回復の足かせとなる可能性も-NYT

21日付の米紙ニューヨーク・ タイムズは、米銀が、エネルギーや繊維、鉄鋼、通信など問題を抱える業界へ の融資を圧縮していると報じた。また、健全な業界の高格付け企業に対する貸 出金利も上昇しているという。

それによると、銀行業会の過去2年間における破たん企業への貸倒れによ る損失は数十億ドルに上っており、J.P.モルガン・チェースやシティグル ープ、バンク・オブ・アメリカなど米銀は信用リスクに対し神経質になってい る。同紙は、機関投資家向け経済コンサルタントのピーター・バーンスタイン 氏の話を基に、貸し渋りが景気回復を遅らせる可能性があると指摘している。

同紙によると、直近のリセッション(景気後退)は緩やかなものだったと みられるにもかかわらず、企業への貸し出しは1990年初めを上回るスピードで 減少。同紙は、融資なしには、企業は事業拡大や合併の資金が不足し、資金繰 りの苦しい企業は存続も困難になると指摘している。借り入れが難しく、希望 額を調達できなかった企業の例として、米長距離通信3位のスプリントや米天 然ガス輸送大手のウィリアムズ、米エネルギー大手ダイナジーを挙げている。

ニューヨーク Terence Flanagan、 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita、 --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net     Editor:Kobari

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