コンビニ大手8社の6月売上高:5社が前年割れ-客単価が続落

ブルームバーグ・ニュースが11日ま でにまとめたコンビニエンスストア大手8社の2002年6月売上高(速報ベース) によると、5社で既存店売上高が前年実績を下回った。前年より日曜日が1日 多かったにもかかわらず、弁当商品などの不振により客単価が続落した。ただ、 サッカー・ワールドカップ(W杯)の特需を背景にセブン-イレブン・ジャパン、 ファミリーマート、ミニストップの3社は前年実績をわずかに上回った。

客単価は実質的には8社平均で1-2%下落した。みかけ上は、ローソン が前年同月比0.2%増、ファミリーマートが同1.6%増と好調にみえるが、宮崎 駿監督作品「千と千尋の神隠し」のDVD(4700円)予約受け付けや、サッカ ー日本代表のユニホーム(背番号なし9900円、背番号つき14400円など)の販 売など、高単価商品の特需が働いており、「実際のところは、低迷トレンドから 抜け出せていない」(ローソン広報秘書室の藤井孝司・広報主査)。

W杯特需

ただ、W杯特需による影響は大きかった。ファミリーマートは今年3月以 来3カ月ぶりにプラス成長を確保。小売り業態としては唯一、W杯日本代表の サポーティングカンパニー(支援企業)を務めたことで、日本代表ユニホーム (9900円)、サポーターズ弁当(550円)、サポーターズおにぎり(120円)など の販売が実現。売り上げにも寄与した。「ユニホームはW杯会場の近隣店舗を中 心として、全国的なヒット商品となった」(氏家譲・広報担当)という。

セブン-イレブンでもW杯特需が働いたと説明している。W杯のテレビ中継 を友人や職場仲間で集い合って観戦する機会が増え、普段はコンビニを利用し ない人の需要を取り込むことができたという。商品としては、ビールなどのア ルコール商品や、弁当、肴・つまみなどが売れたという。

○コンビニの6月売上高(前年同月比%) ○注)▲はマイナス:この数値は速報ベース。

チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン       0.0            0.7           4.6
ローソン                     ▲2.2         ▲ 2.4           1.1
ファミリーマート                0.1         ▲ 1.5           3.6
サークルケイ・ジャパン        ▲1.9            -             -
サンクスアンドアソシエイツ    ▲1.9            -             -
ミニストップ                    0.6         ▲ 0.2           6.2
スリーエフ          ▲3.3         ▲ 2.0           4.3
ポプラ             ▲1.7         ▲ 1.9           8.8

東京 鷺池 秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Hinoki

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