日本株【個別銘柄】:伊藤忠、アドヴァン、JUKI、キーエンス

8日の主な売買銘柄は次の通り。

伊藤忠商事(8001):22円(5.1%)安の408円と続落。最大1億5800万株 の普通株式を新たに発行するとの発表を受け、株式の需給悪化や1株当たり利 益(EPS)の希薄化を懸念した売りが先行した。

アドヴァン(7463):162円(13.0%)安の1080円と大幅反落。一時は200 円(16.1%)安の1042円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)まで下げ、 年初来安値を更新した。業績への貢献が期待されていた住宅関連部門の不調に より、2002年度第1四半期決算が減収減益となったことから、通期についても 業績が悪化するとの懸念が強まった。

JUKI(6440):33円(10.5%)高の345円と大幅高となり4日続伸。値 上がり率は東証1部でトップ。中国市場で工業用ミシンの販売が好調となって いるもようで、一部証券会社が投資判断を最上位に引き上げたことをきっかけ に、市場では業績が急回復するとの見方が強まった。

キーエンス(6861):750円(2.9%)高の2万5850円と続伸。主力の検出・ 計測制御機器は半導体、液晶業界向けに回復基調が続いており、2002年9月中 間期決算は会社計画を達成できるとの見方が強まった。BNPパリバ証券では 8日付で、キーエンスの投資判断について、5段階評価中、上位2番目に当た る「アウトパフォーム(今後12カ月のパフォーマンスがTOPIXを5-15% 上回ると予想)」を継続した。

ニッセン(8248):195円(9.2%)高の2295円と4営業日ぶりに大幅反発。 同社が5日、2002年12月期の連結経常利益を従来予想と比べて60%増と大幅 に上方修正し、市場予想を上回る好業績見通しを明らかにしたことから、収益 拡大期待が高まった。

リーバイ・ストラウスジャパン(9836):100円(17.2%)高の680円とス トップ高(制限値幅いっぱいの上昇)となり、年初来高値を更新。差し引き16 万2000株が買い越しのまま取引を終えた。同社は5日、2002年5月中間期の単 独経常利益を前年同期比2.7倍に大幅上方修正し、減益が見込まれていた通期 についても増益が確保できる見通しとなったことから、収益拡大が期待された。

大日本土木(1836):民事再生手続き開始の申し立てを東京地方裁判所に5 日行った大日本土木は、同40円安の13円で差し引き2000万株が売り越しとな り、比例配分で21万1000株の売買が成立して取引を終えた。同社株式は6日 から10月5日まで整理ポストに割り当てられた後、10月6日に上場廃止となる。

自動車株:前週末の米国株式市場の大幅高を受け、午前中は総じて上昇し た。ただ、為替相場の円高進行が嫌気され、のちに安く引けた銘柄もみられた。 終値は、ホンダ(7267)が20円(0.4%)高の5020円、日産自動車(7201)が 11円(1.3%)高の841円、マツダ(7261)が2円(0.5%)安の350円、トヨ タ自動車(7203)が60円(1.9%)安の3020円、三菱自動車工業(7211)6円 (1.8%)安の328円など。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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