日インターが5日続伸、半導体素子の好調で黒字転換-年初来高値

日本インターが5日続伸。交流電気を 直流に直し、各電子部品に電気信号を供給する半導体整流素子の需要が拡大し ており、今期業績の黒字転換見通しを再評価する動きが広がってきた。

株価は一時、前日比13円(4.41%)高の308円まで上昇し、3営業日連続で 年初来高値を更新。3月から5月中旬まで150円から200円のレンジで推移し、 5月22日の決算発表を機に急伸。その後は250円近辺でもみ合っていたが、再び 上昇基調を強めている。終値は前日比10円(3.39%)高の305円。

ショットキーバリアダイオード(SBD)やファーストリカバリーダイオ ード(FRED)といった整流素子の市場では、同社のシェアは13%で世界ト ップ。特にPDP(プラズマディスプレイ)向けでは国内メーカーに対しほぼ 独占供給しており、岡三証券では、会社側による今3月期の予想売上高260億円 のうち、91億円程度を整流素子が占め、なかでもPDP向けは前期比75%増の 10億円と急拡大するとみている。

PDP向け製品はパソコン向け出荷価格の10倍以上に達するなど高採算で あるうえ、PDP市場は2002年の50-70万台程度から2005年ごろには300万台、 2010年ごろには2000-3000万台まで成長するとみられており、中期的成長性が 高い。同証券では、今期1株利益は会社側計画通り、前期の55円の赤字から28 円の黒字に転換、2004年3月期は今期推定比29%増の36円に達すると予想。久 保田一正アナリストは「予想PER(株価収益率)は割安感が強い。今後も市 場拡大に伴い、PDP関連銘柄としての評価が高まろう」とし、2日付で、日 インタの投資判断を4段階評価中、最高格の「1(今後6カ月以内にTOPI Xを10%以上アウトパフォームすると予想)」に新規設定した。

東京 院去 信太郎 Shintaro Inkyo --* (03)3201-8348 sinkyo@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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