5月自動車輸出は前年比25.6%増の36万246台-92年以来の水準(3)

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東京 6月28日(ブルームバーグ):日本自動車工業会(自工会)が28日発 表した5月の自動車輸出台数は、北米向け輸出が好調だったことから、前年同 月比25.6%増の36万246台と、1992年5月以来、10年ぶりの高い水準となっ た。前年実績を上回ったのは5カ月連続となった。

全11社ともに、2ケタ増となった。地域別では、北米が前年同月比37.2% 増の15万3704台で、このうち米国は同34.1%増の13万7171台。アジアは同

22.6%増の3万8117台、欧州は同15.0%増の7万5925台、中近東は同27.2% 増の2万6804台など、主要地域で大幅な伸びを示した。

北米地域への輸出が日本からの輸出台数増をけん引。5月の米国市場は、 前年同月比5.9%減の150万5447台だったが、日本車メーカーの販売台数は同

1.6%減の42万3810台と下げ幅が小さかった。自工会の持田弘喜広報担当は、 「4月の米国自動車販売では、各社がゼロ金利キャンペーンやキャッシュバッ クキャンペーンを実施したが、5月はこれら販売促進対策がなくなったため、 全体需要が減少した」と販売状況を説明し、「このなかで日本車の販売は堅調だ った」という。

大和総研の持丸強志アナリストは、「昨年の米国向け輸出台数が低水準だっ たため、大幅な伸びにつながった」としている。また同氏は、「今年は米国でホ ンダのSUV『CR-V』やトヨタ自動車の『ハイランダー』(日本名:クルー ガーV)など、日本から米国に輸出している車種の販売が米国で好調なことが 影響している」と述べた。ただ、「(外国為替市場で)円高に推移しているので、 7月、8月からは伸び率が鈍化していく」と指摘した。

全社が2ケタ増

各社別にみると、全社の輸出台数が前年実績に比べ2ケタの増加となった のは、1981年1月以来、21年4カ月ぶり。トヨタは高級乗用車「ES300」(日 本名:ウィンダム)やSUV「ハイランダー」の販売が好調。日産自動車は「G 35」(同スカイライン)、三菱自動車工業の「ランサー」(同ランサーセディア) の輸出が目立った。ホンダは「CR-V」が好調だった。

    【5月の自動車輸出台数】(台、カッコ内は前年同月比%)
          合  計                360246(+25.6)
          -------------------------------------
          トヨタ自動車          142088(+16.0)
          日産自動車             47404(+41.0)
          マツダ                 42333(+17.6)
          三菱自動車工業         26799(+61.4)
          いすゞ自動車           12598(+16.5)
          ダイハツ工業            7575(+34.4)
          ホンダ                 38655(+44.7)
          富士重工業             14490(+12.7)
          日産ディ-ゼル工業        905(+70.8)
          日野自動車              1963(+35.9)
          スズキ                 25436(+26.9)

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03)3201-7297 teinoue@bloovmberg.net Editor:Okimoto/Murotani

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