自動車株が上昇、米株式の上昇受け-円高進行で限定的との見方も(2)

自動車株が総じて上昇している。外国 為替市場でドル安・円高に推移しているものの、米株式市場の上昇を受け買い が集まっているようだ。

ホンダが前日比130円(2.74%)高の4880円、トヨタは同110円(3.67%) 高の3110円、日産自が同13円(1.60%)高の825円、三菱自動車工業は同7 円(2.24%)高の319円、マツダは同2円(0.64%)高の313円など。

東海東京証券・市場情報室の矢野正義室長は、「米国の企業に対する会計 不信が払しょくされたわけではないが、ワールドコムの不正会計問題に関して は心配されるほどではなかった」と説明したうえで、「米国の株価が上昇したこ とを好感している」という。

ただ、外国為替で円がドルに対し高くなっているため、「自動車メーカ-の 収益という点で株価を見た場合、円高の影響が企業収益にどれだけ(マイナス に)与えるかという懸念が残っている」(矢野氏)と指摘し、株価の上値は重い との見方を示した。

27日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均やハイテク株比率の高い ナスダック(店頭市場)総合指数など、主要3指数がそろって上昇。27日の海 外の外国為替市場では1ドル=119円台中心でもみ合い、28日午前9時46分現 在の東京外国為替市場は、前日午後3時半に比べ約30銭円高の1ドル=119円 62銭で取引されている。

自動車メーカー各社の今期の想定為替レートは、三菱自が1ドル=120円 を想定しているほかは、トヨタやホンダ、日産自、マツダの4社は同125円を 想定しており、これらに比べ為替水準は円高になっている。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

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