世界のM&A:上期は前年比35%減、年内は改善見込めず

ことし上期に発表された世界の M&A(企業の合併・買収)の総額は、少なくとも過去5年間で最低だったこ とが、ブルームバーグの集計でこのほど分かった。

米エンロンの経営破たんや、米アーサー・アンダーセンの司法妨害罪、証 券アナリストの利益相反問題などに対する当局の調査が、投資家の信任低下や 株価の下落につながり、経営陣がM&Aに一段と消極的になった。今週も米長 距離通信ワールドコムの粉飾決算問題が逆風だった。銀行関係者によると、こ の傾向は年末まで続く見込みだ。

上期のM&A総額は前年同期比35%減の5240億ドル(約62兆9000億円) と、ブルームバーグが集計を始めた1997年以来の最低水準を記録。地域別には 1999年下期以来初めて、欧州のM&Aが米国を上回った。

上期に仲介したM&A金額が最も多かったのは、クレディ・スイス・ファ ースト・ボストンで総額908億ドル。2位はJ.P.モルガン・チェースで903 億ドル、3位はモルガン・スタンレーで895億ドル。昨年上期にトップだった ゴールドマン・サックスは841億ドルで4位に転落した。

パリ Jacqueline Simmons ほか 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata --*   (03) 3201-8867 hshibata@bloomberg.net     Editor:Kobari

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