5月の自動車生産は前年比9.3%増の80万3323台-2カ月連続増(3)

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東京 6月26日(ブルームバーグ):日本自動車工業会(自工会)が26日発 表した5月の国内自動車生産台数は、国内販売の微増と北米向けを中心とした 輸出の伸びに伴い、前年同月比9.3%増の80万3323台と、2カ月連続で前年 実績を上回った。生産台数増となった。

内訳は、乗用車が前年同月比11.2%増の67万5343台と5カ月連続増。乗 用車の2ケタ増は2000年4月以来、2年1カ月ぶり。またトラックは同0.5% 減の12万2632台と9カ月連続減、バスは同12.7%増の5348台と5カ月連続 増だった。

5月の国内販売は前年同月比0.2%の増加となったほか、輸出が同25%強 になったことから、生産台数を押し上げた。

自工会の持田弘喜広報担当は、「乗用車は小型車(排気量2000cc以下)や 軽自動車(同660cc以下)を中心に国内販売がやや好調で、普通乗用車(同2000cc 超)の北米輸出も(生産台数増を)支えている」と指摘した。

メーカー別にみると、トヨタ自動車が前年同期比9.9%増の28万1795台、 日産自動車が同16.5%増の10万8178台、ホンダが同15.9%増の10万9606 台、三菱自動車工業が同11.9%増の5万5530台などとなっている。

トヨタは北米で高級乗用車「ES300」(日本名:ウィンダム)、乗用車セダ ン「カムリ」、SUV(スポーツ型多目的車)「ハイランダー」(同クルーガーV) の販売が好調だったことから、日本からの輸出が伸びた。このほか、日産自は 「G35」(同スカイライン)、三菱自が「ランサー」(同ランサーセディア)の北 米向け輸出増が生産台数を押し上げた。ホンダは新型SUV「CR-V」や「イ ンテグラ」の販売増加が寄与した。

明治ドレスナー・アセットマネジメント国内株式運用部の金井紀人ポート フォリオ・マネジャーは、「国内販売は登録車(排気量660cc超)を中心に依然 苦しい状態で、国内景気を考えると今後も厳しい状況が続く」と説明。そのう えで、「北米向け輸出の増加が生産台数の増加につながっているが、米国の需要 がシュリンク(縮小)傾向であり、為替の円高も含め今後の動向を見ていかな ければならない」と述べた。

【5月の自動車生産台数】(単位:台、前年比%)
     合計                 803323(+ 9.3)
-------------------------------------------
     トヨタ自動車         281795(+ 9.9)
     日産自動車           108178(+16.5)
     三菱自動車工業        55530(+11.9)
     マツダ                60381(- 0.9)
     いすゞ自動車          18489(+ 8.7)
     ホンダ               109606(+15.9)
     日野自動車             4290(+20.3)
     スズキ                82974(+12.7)
     ダイハツ工業          44430(- 6.7)
     富士重工業            35799(- 4.5)
     日産ディーゼル工業     1786(+26.9)
     日本GM                 20( --- )
     その他                   45(+15.4)

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Hinoki

企業ニュース:JBN18

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