米ダイナジー、減配や資産売却で20億ドル確保へ-月内にも業績修正

米エネルギ ー大手ダイナジーは24日、減配や投資先企業の持ち株売却などを通じ、最大で 20億ドルの資金を確保する計画を明らかにした。また、第2四半期(4-6月 期)に従業員の解職手当てなど税引き前費用4億5000万ドルを計上することを 明らかにした。同社は、これに伴い月内にも従来の2002年(1-12月)業績計 画を修正する。

また、英信用格付け会社フィッチは同日、同社の格付けを2段階引き下げ 投資不適格債(ジャンク債)である「BB+」とした。業績修正計画とフィッ チ格下げを受けて株価は一時、前週末比15%安の6ドル37セントと過去3年ぶ りの安値まで急落。午後2時半(米国東部時間)現在、6セント安の7ドル46 セントで取引されている。

同社のバーグストロン最高執行責任者は投資家向け説明会で、第2四半期 の決算は損益トントンになるとの見通しを明らかにした。トムソン・ファース ト・コールによると、1株当たり利益のアナリスト予想中央値は第2四半期で 21セント、通期で1ドル35セント。

ドレー最高財務責任者によると、四半期配当をこれまでの7.5セントから 半分に引き下げることで、5600万ドルの資金を確保する。また、売却対象とさ れる資産には、イリノイ州の電力関連会社が発行するモーゲージ債のほか、気 液ガスの関連会社の持ち株、経営破たんしたエンロンから引き継いだパイプラ イン事業や英国企業から購入したガス備蓄事業への投資が含まれる。

同社のエネルギー取引と会計処理に関して米金融当局の調査が進むなか、 資産売却による資金調達やコスト削減を進め、信用低下を阻止しようと躍起に なっている。大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタ ンダード・アンド・プアーズも同社の格付けを引き下げるとの観測が一部市場 関係者の間で出ており、同社は、今後万が一複数の格付け会社が信用格付けを 引き下げても、社債などの支払い義務に応じるだけの資金は確保しているとし ている。

現在、ムーディーズによる同社の信用格付けは投資適格債として最低の「B aa3」。S&Pの格付けは投資適格債として最低から2段目の「BBB」とな っている。

プリンストン Jim Polson ニューヨーク 高井 夕起子 Yukiko Takai --*(212)893-3005 ytakai@bloomberg.net   Editor:Yamahiro

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