自動車株が軒並み下落、円高進行と米国販売で悲観的な見方(2)

自動車株が総じて下落している。外国 為替市場でドルに対して急速に円高に推移していることから、市場では収益悪 化懸念が広がっているようだ。

ホンダが前週末比150円(3.06%)安の4750円と年初来安値となっている ほか、トヨタは同30円(0.98%)安の3020円、日産自が同15円(1.84%)安 の802円、三菱自動車工業は同15円(4.73%)安の302円、マツダは同19円 (6.15%)安の290円、いすゞ自動車は3円(4.29%)安の67円など。

東海東京証券・市場情報室の矢野正義室長は、「円高の進行で今後の収益に 不透明感が出てきたことや、米国での自動車需要が落ち込むとの見通しが出て きたことから米国自動車販売に対し悲観的な見方が出てきている」と述べた。

自動車メーカー各社の今期の想定為替レートは、三菱自が1ドル=120円 を想定しているほかは、トヨタやホンダ、日産自、マツダの4社は同125円を 想定している。24日の東京外国為替市場では、1ドル=121円60-70銭で取引 を開始し、前週末21日の東京時間午後5時時点(123円24-26銭)と比べる と約1円60銭の円高となっており、各自動車メーカーの想定レートより円高に 推移している。

米モルガン・スタンレー証券は20日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と フォード・モーターの投資判断を「オーバーウエイト」から「中立」に引き下 げた。米国での乗用車とライトトラックの需要は今後数カ月間で鈍化し、来年 の販売拡大は見込めないと指摘している。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

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