米たばこメーカーに47億円の支払い命じる-健康被害訴訟で陪審評決

マイアミの裁 判所の陪審は11日、フィリップ・モリスをはじめとする米たばこメーカー4社 に、喫煙でがんにかかった同州在住の男性に対し3750万ドル(約47億円)の 補償的損害賠償金の支払いを命じる評決を下した。1個人に対する補償的損害 賠償金としては、たばこ訴訟では過去最高となる。

この男性は、がんで舌を失い会話が不可能になったルカックス氏で、2000 年に訴えを起こした。同氏は補償的損害賠償金に加えて、先のフロリダ州の集 団訴訟で認められた過去最大の懲罰的賠償金1450億ドルの一部を受け取る権利 も認められた。原告側弁護団によると、最大で70万人が懲罰的賠償金を受け取 る権利がある。

この評決を受けて、懲罰的賠償金を受け取る権利を証明するため、たばこ 会社に対して訴訟を起こす喫煙者が増え、たばこ会社はさらに数百万ドルの損 害賠償を求められる可能性がある。

被告の1社ブラウン&ウィリアムソン・タバコのラボム弁護士は、「残念な 結果だが(陪審は先の集団訴訟の評決を踏まえることを求められていたことか ら)予期されたこと」として「今回の訴訟と評決は(集団訴訟の結果の)不公 平を浮き彫りにするものだ」と述べた。たばこ会社は集団訴訟の判決を不服と して控訴している。

マイアミ William McQuillen、 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita、 --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta

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