コンビニ大手8社の5月売上高:7社が前年割れ-弁当などの不振で

ブルームバーグ・ニュースが11日ま でにまとめたコンビニエンスストア大手8社の2002年5月売上高(速報ベース) によると、ミニストップを除く7社で既存店売上高が前年実績を下回った。週 末の天候不順を受けて客足が鈍ったほか、弁当やおにぎりなど基幹商品の不振 が続いているため。

コンビニエンスストアの売り上げの2-3割を占める弁当商品が低迷して いる。マクドナルドや吉野家などとの対抗上、低価格商品を数多く陳列せざる を得なかった2000年-2001年と比べると、コンビニ各社は今年度以降、良質な 食材を使用した高付加価値商品の比率を増やしている。しかし、弁当の売り上 げが回復基調に乗るところまで至っていないのが現状だ。

ローソンでは弁当商品について、「構造上の問題を抱えている」(藤井孝司・ 主査)と捉えており、商品開発体制の見直しに着手する意向だ。またサークル ケイ・ジャパンとサンクスアンドアソシエイツを傘下に抱えるC&Sでは、企 画商品の投入を継続する方針。「いろいろやってみて、お客様にどれがいいか選 んでもらうしかない」(資金管理本部の島田聡氏)と話している。

一方、ミニストップは好調を維持した。酒類やたばこの取り扱い免許を保 有する加盟店が増えていることで、収益が底上げされていることに加えて、化 粧品や日用雑貨などの独自企画商品(PB)が好調だと言う。

6月は各社堅調-W杯需要も後押し

6月の売り上げは各社堅調だ。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマ ートの大手3社はそろって、前年実績を上回って推移している。

特にサッカー・ワールドカップ(W杯)の日本代表のサポーティングカン パニー(支援企業)を務めるファミリーマートは、6月4日以降、W杯関連商 品を販売。サポーターズ弁当(550円)、サポーターズおにぎり(120円)など が予想を上回って推移しているほか、「日本代表のジャージ(青いユニホーム: 9900円)なども売れている」(広報部の氏家譲・広報担当)と述べている。

○コンビニの5月売上高(前年同月比%) ○注)▲はマイナス:この数値は速報ベース。

チェーン名                 既存店売上高   既存店来客数   全店売上高
セブン-イレブン・ジャパン     ▲0.3            1.2           4.4
ローソン                     ▲2.5         ▲ 1.9           1.2
ファミリーマート              ▲1.8         ▲ 0.3           1.1
サークルケイ・ジャパン        ▲2.1         ▲ 0.6           3.4
サンクスアンドアソシエイツ    ▲1.9            0.6           4.8
ミニストップ                    1.4            1.6           6.2
スリーエフ          ▲2.4            0.3           4.6
ポプラ             ▲1.8         ▲ 0.1           7.7
参考:5月の主要都市各地天気状況 (カッコ内は2001年5月との比較)         
      東京        名古屋         広島           福岡
上旬    17.8(+1.5)  18.0(+0.1)   18.8(+0.5)    18.4(+0.3)
中旬    16.6(-4.1)  18.2(-2.6)   18.9(-1.3)    18.2(-2.8)
下旬    20.6(-1.7)  20.6(-0.3)   20.8(-0.6)    21.2(+0.2)
通月    18.3(-1.4)  18.5(-1.4)   19.5(-0.5)    19.3(-0.8)

東京 鷺池 秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Ozawa

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