米タイコ株が16%安-融資ファンド乱用やCIT株の売却収入を懸念

6日の米株式市場で、米複合 製造業タイコ・インターナショナルの株価が16%安と急落した。金融部門CI Tグループ株の売却収入が計画を下回るとの懸念が広がったほか、幹部向け融 資ファンドの乱用とみられる行為が証券法に違反した可能性があると判断され た。

事情に詳しい複数の関係者によると、CITの新規株式公開(IPO)規 模は7日にも公表されるとみられる。タイコはかねて、IPOまたは完全売却 によってCITを月内に手放す方針を明らかにしている。広報担当者マギー氏 は、引き続き月内にIPOを予定しているとだけ述べた。バーネット・アソシ エーツのフロント会長は「CITのIPOはタイコの財務上から不可欠だ。市 場では、IPOが実施されないかもしれないとの懸念も広がった」と指摘して いる。

一方、問題の融資ファンドは幹部がタイコ株を取得する際の税金対策とし て設定されたもので、米当局が詳しい調査を進めている。ニューヨーク市マン ハッタン地区連邦地検は、コズロウスキー前会長兼最高経営責任者(CEO) はこのファンドを利用してモネやルノワールの絵画を購入していたとみている。

タイコの6日の株価終値は2.70ドル安の14.60ドル。売買高は6670万株 で、過去3カ月平均の倍以上だった。

ボストン Rachel Layne、 東京 山口 裕子 Yuko Yamaguchi、 --*(03) 3201-8984、{yuyamaguchi@bloomberg.net} Editor:Kakuta

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