米タイコ前会長めぐる捜査、株式取得のための融資ファンドに注目

米ニューヨーク市マンハッ タン地区連邦地検は6日までに、脱税で起訴した米複合製造業タイコ・インタ ーナショナルのコズロウスキー前会長兼最高経営責任者(CEO)の捜査に関 し、同社幹部の株式取得のための融資ファンドに注目していることを明らかに した。

米証券取引委員会(SEC)への届出書によると、コズロウスキー氏は昨 年9月末までの2年間に、このファンドから3570万ドル(約45億円)を借り 入れた。同地検のモーゲンソー検事は、同氏が「ストックオプション(自社株 購入権)行使のために幹部が利用できる」タイコの資金を利用し、モネやルノ ワールなどの絵画1320万ドル相当を購入したと指摘している。

米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、米証券取引委員会(SE C)も、企業資金利用による絵画購入や脱税の疑いで予備的な調査に着手。モ ーゲンソー検事は、同氏がマンハッタンの5番街にある1800万ドルのアパート 購入でもタイコの資金を不正利用した疑いがあるとみて捜査中だと明らかにし たという。

タイコの委任状勧誘資料によると、いかなる融資も同社の報酬委員会の承 認が必要だったとしている。資料では、融資ファンドは幹部に支給される株式 関連の税金対策と明記されている。

ボストン Rachel Layne 、 東京 山口 裕子 Yuko Yamaguchi --*(03) 3201-8984、{yuyamaguchi@bloomberg.net}     Editor:Kobari

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