小売株が上昇、国内景気の底打ち期待-セブンイレブンは年初来高値

小売株が軒並み上昇。TOPIX小売 株指数は一時、14.64ポイント高の819.043まで上昇した。同日発表された経済 指標などをきっかけに、国内景気の底打ち期待が再び高まったことが背景。

総務省がこの日朝方に発表した4月の家計調査によると、サラリーマン世 帯の消費支出額は前年同月比0.9%増と3カ月ぶりにプラスとなった。ブルーム バーグ・ニュースが調査機関34社を対象に行った事前調査では、前月比0.7% 減が見込まれていた。

また前日のニューヨーク外国為替市場で、1ドル=122円台まで円高・ドル 安が進行、輸出採算の悪化懸念から自動車株やハイテク主力株が下落している ため、小売りや銀行など内需株に投資家の注目が集まっている。

みずほ証券エクイティ部の酒井祐輔課長は小売株について、「デフレだ、デ フレだと言われるなか、これまで小売株の比率を落としていた投資家も多かっ たようだ。しかし景気底入れ期待が広がるなかで、イトーヨーカ堂、セブン- イレブンなどのコア銘柄から、イオン、ユニー、ローソン、丸井などにも裾野 が広がり始めている」とみている。

個別株の株価概況は、セブンイレブンが一時100円(1.90%)高の5370円と 年初来高値を更新。丸井も一時、42円(2.47%)高の1743円まで上昇し、27 日に付けた高値に接近した。このほか、ユニーが一時66円(4.65%)高の1486 円、ドン・キホーテが一時440円(4.10%)高の1万1180円となるなど総じて 高い。

東京 鷺池 秀樹  Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Ozawa

経済指標関連ニュース:JBN16、NI JNECO、JESJ

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