自動車株が下落、円高進行で収益悪化懸念(2)

自動車株が総じて下落している。外国 為替市場でドルに対し円高に推移していることから、収益悪化懸念が広がって いるようだ。

日産自が前日比20円(2.15%)安の911円、トヨタは前日比30円(0.86%) 安の3460円、ホンダは同50円(0.92%)安の5400円、マツダが同13円(3.47%) 安の362円、三菱自動車工業は同7円(1.74%)安の395円。

東海東京証券・市場情報室の矢野正義室長は、「2002年3月期決算で、自動 車メーカーなどは好決算であったが、その理由として台数を伸ばした側面もあ るが為替が(円安に推移したことが)背景にあったので、円高になると(収益 が)厳しくなるのではないか」として、会社計画よりも円高になることを危ぐ した。

その一方で、同氏は「国内では為替の円高で外資系証券会社を含めて売ら れているが、一部では機関投資家を含め買われているようだ」と述べた。

シグナ・インターナショナル・インベストメント・アドバイザーズ・投資 運用部の高松一郎シニアポートフォリオマネージャーは、「一方的な円高はない とみており、それを理由に自動車株が調整する局面は押し目買い(株価が下落 した際の買い)の好機だと考えている」という。

30日の海外外国為替市場では、円は一時1ドル=122円82銭と昨年11月 下旬以来の高値まで上昇。東京時間の午前9時17分現在は、1ドル=123円57 銭で取引されている。

自動車メーカー各社の今期の想定為替レートは、三菱自が1ドル=120円 を想定しているほかは、トヨタやホンダ、日産自、マツダの4社は同125円を 想定している。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue

鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

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