4月の自動車生産は前年比2.7%増の77万7497台-トラックは不振

(第4段落を追加し、第5段落を書き換えます)

東京 5月28日(ブルームバーグ):日本自動車工業会(自工会)が28日発 表した4月の国内自動車生産台数は、北米向け輸出の増加により前年同月比

2.7%増の77万7497台と、3カ月ぶりに前年実績を上回った。

内訳は乗用車が前年同月比5.3%増の66万561台と4カ月連続増、トラッ クは同10.2%減の11万2191台と8カ月連続減、バスは同2.4%増の4745台と 4カ月連続増。4月の国内販売は前年同月比1.5%の減少となったものの、輸 出が同10%強になったことから、生産台数を押し上げた。

小型トラックなどは4月として過去最低

トラックのうち、小型トラック(排気量660cc超-2000cc未満)と軽トラ ック(同660cc以下)は自工会が統計を取り始めた1966年以降、4月としては 過去最低となった。自工会の持田弘喜広報担当は、「小型トラックは景気低迷に よる代替需要の減少で、軽トラックは農家や商店の減少による長期的な構造か ら、それぞれ悪い数字になった」との理由を挙げた。

大和証券投資信託委託の谷口康雄ファンドマネジャーは、「生産が伸びたの は、低価格の銘柄の新しい車が何台か出たので、その影響が大きい。確かに明 るい話ではあると思う。景気全体が戻ってくれば、大きい車にも波及してくる」 と述べた。また、トラック市場について同氏は、国内景気回復がもっとはっき りとみえるまで、トラック需要は回復しないだろうとの考えを示した。

メーカー別にみると、いすゞ自動車は、「新型『エルフ』の切り替えによる 生産調整が要因」(いすゞ広報の馬渕公逸氏)だったことから、生産台数が前年 同月比15.3%減の1万3878台と、トラックメーカーのなかで大幅に下回った。

一方、日野自動車や日産ディーゼル工業は輸出が好調なことなどから、前 年実績を上回った。ダイハツ工業は4月の軽自動車販売台数が同5.9%減とな ったことなどが影響し、生産台数は2ケタ減となった。

【4月の自動車生産台数】(単位:台、前年比%)
     合計                 777497(+ 2.7)
-------------------------------------------
     トヨタ自動車         258341(+ 0.1)
     ホンダ               113590(+ 8.4)
     日産自動車           105677(+11.2)
     三菱自動車工業        58949(+ 7.0)
     マツダ                62425(- 1.8)
     スズキ                81644(+ 8.5)
     ダイハツ工業          42970(-13.7)
     富士重工業            34295(+ 2.1)

     いすゞ自動車          13878(-15.3)
     日野自動車             3880(+12.3)
     日産ディーゼル工業     1816(+ 7.8)
     日本GM                  0( --- )
     その他                   32(+23.1)

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue

リンゼイ ウィップ Lindsay Whipp --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

企業ニュース:JBN18

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