雪印乳:国内ワイン子会社を売却へ、売り上げ不振-海外合弁も見直し

雪印乳業が国内ワイン事業を売却す る方針だ。本体の乳製品事業への絞り込みを目指す再建計画の一環で、また2000 年6月の食中毒事件以降、ワイン売り上げが伸び悩んでいるのに対応した。同 時に輸入ワインでは仏社との海外の合弁会社について、持ち株比率の引き下げ を検討している。雪印の広報担当者が28日、ブルームバーグ・ニュースに明ら かにした。

売却を検討しているのは、ワインの製造を手掛ける「雪印ベルフォーレ」 で、雪印乳業の全額出資子会社。前3月期末まで雪印乳業本体で販売を行って いた。雪印乳業の酒類事業の売上高はピーク時の2000年3月期に約23億円あ ったが、2002年3月期には6億7000万円までに減少した。

売却先には、合同酒精などが浮上しているが、雪印広報担当者によると複 数社と交渉しており、現在までに決定していない、という。

また、輸入ワインについては仏ドルーアン社との合弁会社で、ぶどう栽培 やワイン製造を手掛けるSEPV社の持ち株比率の引き下げを検討している。

現在、雪印はSEPV社株式の51%を保有。担当者によると、株式売却を 検討しているものの、詳細については決まっていないとしている。

雪印乳業のワイン事業縮小については、28日付の日本経済新聞の朝刊が雪 印ベルフォーレを売却し、国産ワインから撤退すると報じていた。売却先には 合同酒精など複数メーカーと交渉に入るという。また、輸入ワインについては、 ドルーアンが株式の買い増しを打診しており、雪印乳業が51%を保有するSE PV社の株式の20%程度を売却する見通しという。

雪印乳の午前終値は前日と変わらない140円(午後零時40分現在)。

東京 堤 紀子 Noriko Tsutsumi --* (03) 3201-8950 ntsutsumi@bloomberg.net Editor:Hinoki

企業ニュース:JBN18

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