4月の小売売上高:スーパー41カ月連続の減少、百貨店も前年割れ

日本チェーンストア協会と日本百貨店 協会は24日、全国のスーパーと全国百貨店の2002年4月の売上高を発表した。 それによると、スーパーが41カ月連続で前年実績を下回ったほか、百貨店も2 カ月ぶりにマイナスに転じるなど、総じて低調だった。月後半の天候不順によ り主力の衣料品部門が低迷した。

スーパーは前年同月比1.2%減の1兆1738億円。食料品部門が同1.2%増 と2カ月連続でプラスを維持する一方で、1品当たり単価の高い衣料品が2.9% 減と落ち込んだことが響いた。

チェーンストア協会によると、4月は気温が高めに推移し、顧客の関心が 夏物に移ったことから春物衣料品が不調だった。一方、食品は飲料やアイスク リーム、総菜など夏を感じさせる商品(涼味商品)は好調だった。

店舗数は増加に転じている。現在の加盟社は101社で総店舗数は前月比22 増の6089店。4月に出店したのは大手企業が多かったという。

百貨店は同2.5%減の6612億円。百貨店協会では、「日曜日が1日少なかっ たため、来店客数が少なかった」(同協会の今井成价・総務部長)ことが前年実 績を割り込んだ1番の理由だとしている。衣料品は、男性が4.9%、女性が1.1%、 子供が3.3%のマイナスで、女性ものは、カジュアル衣料品を中心に比較的堅調 だ。

5月はスーパー、百貨店ともに昨年並みで推移している。特にスーパーは、 マイカル、寿屋などの実質的に経営破たんした企業群が協会を脱退しているた め、全体的に底上げされているという。一方、サッカー・ワールドカップ(W 杯)の消費に与える効果は、両協会ともに、全く影響していないと話している。

<4月全国百貨店売上高> <4月全国スーパー売上高>

売上高     前年同月比 売上高 前年同月比 総額 6612 ▲2.5 総額 11738 ▲1.2 衣料品 2798 ▲2.5 食料品 6364 1.2 身の回り品 810 3.0 衣料品 1820 ▲2.9 雑貨 957 ▲1.3 住関品 2485 ▲3.9 家庭用品 429 ▲16.6 サービス 97 6.0 食料品 1279 ▲1.0 その他 970 ▲6.7 食堂喫茶 177 ▲4.8 サービス 52 2.0 その他 108 ▲4.9

東京 鷺池秀樹  Hideki Sagiike

堤 紀子 Noriko Tsutsumi --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net   Editor:Hinoki/Ozawa

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