証券会社の株価が軒並み上昇、日興証が8%高-景気底入れ宣言受け

証券会社の株価が軒並み上昇している。 東証1部上場の証券会社の株価指数は728.0ポイントと昨年9月以来の水準。 政府の景気底入れ宣言を受け、株式相場の活性化への期待が強まっているため とみられる。

上場証券会社21社のうち11社が5%以上の上昇となり、日興証券は前週 末比51円(8.21%)高の672円、コスモ証券は同11円(9.65%)高の125円、 光世証券は同10円(7.58%)高の142円などとなっている。

TOPIXの業種別株価指数で、証券会社の指数は15日以降、4営業日連 続で上昇している。昨年9月以来の高水準ではあるが、1年前の1013ポイント と比べると約28%低い水準だ。

TOPIX全体ではこの日、1118.64ポイントと2001年8月以来の水準に 上昇している。出来高の推移をみると、1、2月は1日平均売買代金が6000億 円台だったものが、3月は9000億円を超え、4、5月も7000億円を超える水 準となっている。

モルガン・スタンレー証券の佐々木太シニアアナリストは、「景気の底入れ が確認されたうえ、株式市場の売買代金の水準も高くなってきた。年度入り以 降、外人投資家の買いも入っている。証券会社の収益は市場の回復以上によく なる傾向がある」と、証券会社の株価上昇の理由を分析する。

また、さくら投信投資顧問の木村忠央氏は「先週発表された大手証券会社 の自己株式の買い戻しの枠設定も、投資家が証券会社株を買い足す1つのきっ かけになっている」とみている。

東京 竹内 カンナ Kanna Takeuchi --* 03-3201-8969 ktakeuchi@bloomberg.net Editor:Okimoto

企業ニュース:JBN18

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