エスバイエル社長:需要回復のめど立たず-「量よりも質」を重視

プレハブ住宅大手、エスバイエルの小 堀東社長は17日の2002年3月期決算会見で「需要を喚起する特別の要素は見 当たらず、競争は激化する」と語り、売り上げが伸びなくても利益の出せる体 質への転換を急ぐ方針を示した。連結営業利益は前期比76%減の11億円、今期 予想は28億円。

連結売上高は、前期比21.6%減の約1095億円。国内住宅のなかでも持ち家 の建て替え需要が冷え込んでいることから、持ち家主体の同社にとっては「モ ロに影響を受けた」格好となった。売上高の減少に経費削減のペースが追い付 かなかったことから、金利負担などが響き、経常損益は6億円の赤字(前期は 31億円の黒字)に陥った。

純損益は357億円の赤字(同31億円の黒字)。有価証券の売却損や銀行株 の評価損などで特別損失356億円を計上した。特別利益は1億円。

単体ベースの一戸建て住宅の販売数は2631戸(同2995戸)、金額ベースは 595億円(同757億円)。アパートなどを含めた全体の受注残高は363億円(同 418億円)。小堀社長は2002年度の持ち家販売数について、市場予想(年間37 万戸)に対し、35万-36万戸程度にとどまるとの見通しを示した。

Sumai21の当初販売は低調

2003年3月期の見通しは、売上高が1080億円、純利益は14億円(1株利 益は17円)。一戸建ての販売予定は2641戸(上期は1365戸)、金額は577億円。 低価格住宅「Sumai21」のネット販売が貢献する見通し。また社債償還 に伴い、03年度には金融収支が10億円改善する。

同社が昨年11月に発売したSumai21は、3月までの販売数(申し込 みベース)は215戸となり、当初の計画を大幅に下回った。今期は代理店が取 り扱いを開始するため、年間600戸の販売を見込む。期末に1株当たり7円50 銭の復配を予定している。

エスバイエルの株価は、前日比5円(4.17%)高の125円(午後零時55分 現在)。

大阪 藤元 茂 Shigeru Fujimoto --* 06-6222-1961 sfujimoto@bloomberg.net Editor:Okimoto

ナショナル住宅産業 1924 JP <Equity>CN

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