米タイコ:金融部門CITは6月末までに分離へ-業績見通しを確認

米複合製造業タイコ・インターナショナルは16日、金融部門CITの売却ない し新規株式公開(IPO)を6月末までに実施することを明らかにした。同時 に第3四半期(4-6月)と通期(2001年10月―2002年9月)の業績見通し を確認した。

スワーツ最高財務責任者(CFO)は電話会議で、「われわれはCITとタ イコの分離に全力を挙げている」と述べ、6月末までの実現を「強く確信して いる」と自信を示した。また、CITの売却かIPOで調達する資金などを利 用して、年内に100億ドルの債務を返済、債務水準を170億ドル未満に引き下 げる方針を示した。

タイコ株を保有するウィルミントン・トラスト(運用資産250億ドル)の アナリスト、ビター氏は、CITの分離は「99%の確率」で実現するとみる一 方、「経営陣はすでに信頼を失っているが、(CITの分離に失敗すれば)信頼 はさらに失墜し、株価は大きく下げるだろう」としている。

タイコは4月25日、通期の1株利益見通しを2.60ドルに引き下げた。一 部費用を除くと2.70ドルになるとみている。調査会社トムソン・ファースト・ コールによると、1株利益のアナリストの予想平均は第3四半期が57セント、 通期が2.58ドルとなっている。

タイコの16日の株価終値は前日比1.14ドル(5.9%)高の20.56ドル。年 初来の下落率は67%。

ボストン     Rachel Layne、 東京 田渕 実穂 Miho Tabuchi、 --* (03) 3201-8473 mtabuchi@bloomberg.net     Editor:Kakuta

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