米モルガン:欧州プライム・ブローカレッジ業務のシェア低下

米証券大手モルガン・スタンレ ー・ディーン・ウィッターの欧州におけるプライム・ブローカレッジ業務のシ ェア(市場占有率)が過去2年で低下していることが、業界ニューズレターの ユーロヘッジの調査で明らかになった。ライバル各社が、競合するサービスを 投入していることが背景にある。

プライム・ブローカレッジ業務とは、投資銀行がヘッジファンドに対して 提供するサービスで、証券の売買、貸し出し、手形交換、決済などが含まれる。 ユーロヘッジの2002年プライムブローカレッジ調査によると、モルガン・スタ ンレーの欧州でのシェアは45%と、前回調査の60%から落ち込んだ。

投資銀行が欧州のプライム・ブローカレッジ業務の獲得に力を入れるのは、 株式相場の低迷にもかかわらずこの市場が拡大しているため。ユーロヘッジの 調査によると、欧州のヘッジファンドの資産は2001年に66億ドル(約8400億 円)増え、現在640億ドルとなっている。

ユーロヘッジのマネジング・エディターのジェンキンス氏は「モルガン・ スタンレーは依然として(欧州のプライム・ブローカレッジ業務で)優位に立 っているが、シェア低下は明らかだ」と指摘。「市場は進化しており、競合他社 はモルガン・スタンレーがそれほど興味を持っていない新分野に参入している」 と解説する。

ユーロヘッジによると、第2位のゴールドマン・サックスは、新興のヘッ ジファンドから業務を獲得し、シェアを21%に伸ばした。同社の2001年の新規 受託件数は46件で第1位。モルガン・スタンレーは38件、ドイツ銀行は22件、 クレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)が15件、ベアー・スタ ーンズが11件だった。

過去2年では、ドイツ銀行、CSFB、バークレイズ・キャピタル、UB S、メリルリンチ、リーマン・ブラザースの各社がシェアを伸ばしている。

ロンドン Alistair Barr、 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita、 --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta

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