ダイハツ:前3月期下期の連結純利益は60.6%減-今期も減益見通し(3)

(見出しを前3月期の下期に差し替え、下期の販売台数などを追加します)

東京 5月9日(ブルームバーグ):トヨタ自動車の子会社、ダイハツ工業が 9日発表した2002年3月期決算によると、下期の連結純利益は前年同期比

60.6%減41億円となった。ダイハツ車の販売不振に加え、トヨタからの受託車 の減少などから売上の台数が落ち込んだことが要因。

通期決算から中間決算の数値を引いた下期の業績は、売上高が前年同期比

10.7%減の4681億円だった。大幅減収に伴って営業利益は同62.6%減の80億 円と大きく落ち込んだ。経常利益も同66.3%減の70億円となった。

下期の国内外の総売上台数の伸びは、軽自動車が前年同期比4.3%減で、 小型車を含めたダイハツ車は同9.9%減と不振だった。これに加え、受託車が 同59.2%減と大幅に減少したため、全体の台数でも同19.1%減と落ち込んだ。

決算発表に出席したダイハツの山田隆哉社長は、「昨年、スズキが新車など 2車種を出した」と述べ、ライバル社が出した新車攻勢に押され結果としてい る。

2002年3月期通期の連結純利益は4割減

2002年3月期通期の連結純利益が前期比40.5%減の93億円となった。連 結売上高は、前期比5.5%減の9439億円。約550億円の減収により、連結営業 利益は同44.4%減の185億円、連結経常利益は同49.9%減の161億円となった。

国内と海外と合わせた自動車の売上の状況は、小型車(排気量660cc超) は同22.0%減の7万6188台、軽自動車(排気量660cc以下)は同2.9%減の 49万3945台と落ち込んだ。さらにトヨタからの受託車が同34.0%減の9万 3603台となり、売上高の減少につながった。

みずほインベスターズ証券・調査部の河合敦アナリストは、前期決算につ いて「予想以上に悪い」と指摘。今期は業績が回復してくると見込んでいたが、 発表された2003年3月期業績見通しは「期待していたほどではない」として、自 動車各社の決算が全体に好調が見込まれるなか、ひときわ悪さが目立つだろう とみている。

山田社長は、減収減益の結果と今後の見通しについて、「リッター車と軽自 動車の境目がなくなり、競争がますます激化しているので、先行きは厳しい」 と厳しい認識を示した。

その一方で、同社長は「日産の軽自動車への参入で注目度が高まるだろう。 そのため軽自動車の今年の全体需要は183万台と前年並みの高水準を見込んで いる。その中で、魅力ある車を出していきたい」と語った。

ダイハツの株価は前日比5円(0.89%)高の564円(午後1時48分現在)。

東京 井上 徹二 Tetsuji Inoue

鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-7297 teinoue@bloomberg.net Editor:Murotani

企業ニュース:JBN18

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