ヤフーは続伸、オークション・ADSL事業による収益拡大期待

インターネット検索国内最大手ヤフー が続伸。一時、前週末比7万円(2.39%)増の300万円まで上昇した。2002年 3月期は、ADSL(非対称デジタル加入者線)事業の好調により、単独経常 利益が前の期の2倍と過去最高を更新したうえ、2003年3月期はオークション (競売)事業などによる収益拡大が期待されることから、業績への悲観的な見 方が後退した。

ヤフーが26日に発表した2002年3月期の単独経常利益は、ヤフーBB事 業でADSL用モデムの売り上げが増加したため、106億2600万円と前の期の 2倍となった。

同社はまた、決算説明会で、オークション事業について、出品時のシステ ム利用料の課金(出品商品ごとに10円)を開始した4月15日以降、落札率が 上昇傾向にあることを明らかにした。3月末時点の落札率は25-28%だったが、 4月22日時点では30-45%と上昇しているという。5月15日からは、落札シ ステム利用料での課金(落札金額の3%、不動産・自動車等は1商品につき一 律3000円)も開始する。

野村証券金融研究所の勝木敏徳アナリストは、ヤフーの株価上昇について、 2002年3月期が好決算だったことに加え、「2003年3月期は、オークション事 業やヤフーBB事業による収益拡大が見込めることから、業績悪化への懸念が 後退した」と指摘した。

同研究所は30日、オークション事業の新料金体系導入やヤフーBB事業に 伴う収益拡大を見込み、2003年3月期の営業利益を36億円上方修正し、181億 円とした。勝木氏は、「オークション事業では、5月以降の本人確認システム導 入以降、いたずら入札や違法出品が減少し、落札率が高くなるような商品が多 く出品されており、収益拡大が見込める」との見方を示した。

勝木氏はまた、ヤフーBB事業のビジネスモデルの変更による収益拡大も 期待する。これまではヤフーがモデムを仕入れ、BBテクノロジーに販売して いたが、4月以降は、一人顧客を紹介するごとに一定の紹介手数料(7000円~ 13000円程度)をBBテクノロジーから受け取る形に変更し、ヤマダ電機など家 電量販店も新規に販売代理店として加わる。「これまでのモデム販売よりも、紹 介料徴収の方が利益率は高い」(勝木氏)とみている。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Ushiroyama

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