ホンダが反発、今期業績見通しが市場予想を上回る(2)

ホンダが反発。株価は前週末比210 円(3.76%)高の5790円で午前の取引を終えた。一時、260円(4.66%)高 の5840円まで上昇し、3月7日以来の高値を付けた。前週末に発表した2003 年3月期の業績見通しが市場予想を上回るものであり、これを好感した買いが 集まったようだ。

売買額は東京証券取引所1部でトップ。売買高は449万3200株で同8位。 午前の主な売り手口は、大和証券6万8000株、コスモ証券5万6000株など。 一方、買い手口はモルガンスタンレー証券10万8000株、HSBC証券5万 5000株、日興ソロモンスミスバーニー証券5万1000株と外資系証券の手口が 目立っている。

スミセイグローバル投信のチーフファンドマネージャー兼ストラテジス トの田原俊男氏は、「(2003年3月期会社予想で)税前利益7000億円を出し てきており、市場予測を上回っていることでサプライズはある」と指摘。「北米 での販売台数見通しも増えており、株価としては好感される」とみていた。

ホンダの決算発表を受けて、クレディ スイス ファースト ボストン証券 は26日付でホンダの格付けを「BUY」から「STRONG BUY」に引き上 げた。また、UFJキャピタル・マーケッツ証券も「アウトパフォーム」に格上 げした。

ホンダは26日、今期の連結売上高は前期比10%増の8兆1000億円、営 業利益は12%増の7200億円、税前利益は27%増の7000億円、純利益は26% 増の4600億円とそれぞれ過去最高を2期連続で更新する見通しだと発表した。 為替レートは、1ドル=125円を前提としている。

ブルームバーグ・ニュースが事前にアナリスト6人を対象に行った調査で は、ホンダの2003年3月期の税前利益は6586億円(為替相場は1ドル=127.5 円)。ホンダの業績予想は市場予想を6.3%上回った。

大和総研・企業調査第2部の持丸強志シニアアナリストは30日、ブルー ムバーグ・テレビに出演し、ホンダの今期業績見通しに関して「(為替相場の 前提が前期と変わらない)125円でも利益が拡大するのはポジティブサプライ ズ」と指摘。今期の1株当たり利益(EPS)を504円と予測し、株価見通し については「年末にかけて7500円から8000円」との見方を示した。

東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki --* (03)3201-8594 isuzuki@bloomberg.net. Editor:Murotani

企業ニュース:JBN18

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE