日興:第4四半期は367億円赤字-通期も663億円損失で3年ぶり(2)

日興コーディアルグループが26日発 表した2002年3月期の第4四半期(1-3月)決算によると、市場の低迷によ り委託手数料が減少したうえ、早期退職者の募集による特別損失を91億円を計 上したことなどから、連結純損益は367億円の赤字と、3四半期連続の損失と なった。前年同期は25億円の赤字だった。年間配当は9円から3円に減配する。

通期の純損益は、663億円の赤字となった。赤字決算は99年3月期以来3 年ぶり。株式市場の低迷による個人の株取引が減少、投信の販売も株式投信が 低調だったことやMMFの元本割れによって顧客の不信感が高まったため手数 料収入が前期比30.5%減の1976億円だった。

またトレーディング損益は同52%減の351億円だった。この結果、営業収 益は前期比34.9%減の2883億円だった。営業利益は同95.7%減の39億円、経 常利益は同98.4%減の15億円だった。

市況の低迷に加え、日興では、昨年11月に米エンロンの破たんでMMF(マ ネー・マネジメント・ファンド)が元本割れした。これによってMMFから資 金が流出したことは、利益面では大きな影響はなかったが、顧客の不信感が強 まり、今後、間接的な影響は避けられないとみられている。

山本元財務部長は会見で、「元本割れしないという顧客の信頼にお答えでき なかった。いろいろな影響を受けている。信頼回復すべく努力する」と語った。

ブルームバーグの調査によると、同社は、日興ソロモン・スミス・バーニ ー証券が第4四半期に株式引受けで国内ランキングでトップを占めるなど投資 銀行業務は比較的好調だった。債券の引受けでは第3位だった。

日興コーデの株価終値は、前日比12円(2.00%)安の588円。

東京 竹内 カンナ Kanna Takeuchi

平野 和 Kazu Hirano

日向 貴彦 Takahiko Hyuga --* 03-3201-8969 ktakeuchi@bloomberg.net Editor:Kaimai

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企業ニュース:JBN18

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