大和:第4四半期純利益45%減の127億円-13円から6円に減配(2)

大和証券グループ本社が26日発表し た2002年3月期の第4四半期(1-3月)決算によると、市場の低迷による手 数料の減少で、連結純利益は前年同期比45.3%減の127億円(前年同期の232 億円)だった。年間配当は前年の13円から6円に減配する。

通期の純損益は、中間期に不動産関連などで1275億円の特別損失を計上し たため、1305億円と99年3月期の1279億円を上回り過去最大の赤字となった。

1-3月期の株式相場は、東証の1日平均の売買代金高が前年同期とほぼ 変わらず、第3四半期と比べると10%増の8555億円だった。TOPIX(東証 株価指数)は、2月にバブル崩壊後の最安値を更新したが、政府の相次ぐ空売 り規制強化などが奏効し3月末には昨年12月末比で2.7%上昇し、1060.19ポ イントで年度を締めくくった。

ブルームバーグの調査によると、同社は第4四半期、株式引受けのランキ ングで次いで3位。円建て債では2位。M&A業務では13位だった。

1-3月期の営業収益は1191億円と前年同期比46.0%減だった。営業利益 は179億円と同78.5%減、経常利益は195億円と同76%減だった。

市況の影響を受けにくい財務体質への改善のため、資産運用型の業務に力 を入れているが、一部のMMFが元本割れしたことにより、証券業界全体に対 し不信感が強まり、銀行のペイオフ解禁による追風を十分に受けることができ なかった。

このため同社は、2003年3月末のリテール営業資産の目標を当初の28兆円 から16兆円に減額した。2002年3月末のリテール営業資産は前期末比3.5%増 の13兆1550億円だった。

この3月期の手数料収入は、個人投資家の株式投資の減少を反映、1718億 円と前期比32.5%減。個人の外債の増加によって債券や為替トレーディングが 好調だった一方、株式は大口取引が伸び悩んだためトレーディング損益は633 億円と前期比61.7%減と大幅に減少した。この結果、営業収益は前期比32.0% 減の4880億円となった。

販売費・一般管理費は広告宣伝費、交通費の削減や人件費の減少により2621 億円と前期比8.6%減、営業利益は同87.3%減の227億円、経常利益は同85.5% 減の258億円だった。

小林脩一専務は会見で、「第4四半期に市場は明るさを取り戻した」と環境 の変化を指摘したうえで、「経費削減により下期の販管費は目標としていた1300 億円を下回り、現在の相場環境でも経常利益を計上できる体制が整った」と述 べ、今期の黒字転換の見通しを強調した。

大和証Gの株価終値は、前日比18円(2.00%)安の881円。

東京 竹内 カンナ Kanna Takeuchi

平野 和 Kazu Hirano

関岡 智美 Tomomi Sekioka --* 03-3201-8969 ktakeuchi@bloomberg.net Editor:Kaimai

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企業ニュース:JBN18

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