訂正:小売株上昇、既存店売り上げの回復期待-ヨーカ堂は高値更新

イトーヨーカ堂が前日比70円(1.10%) 高の6410円と年初来高値を更新するなど、小売り主力株が上昇している。TO PIX小売株指数は一時、2.48ポイント高の745.06と年初来高値近辺まで上昇 している。4月以降の業種別リターンランキングでは、ノンバンクに次ぐ2位 につけている。

主な小売り企業の株価は、ユニーが一時、同81円(6.73%)高の1285円 まで上昇、イオンも午前10時38分現在、30円(0.98%)高の3100円と高く推 移している。またイズミが一時107円(6.21%)高の1830円、ドン・キホーテ が同470円(4.98%)高の9910円、大丸が同19円(3.79%)高の603円を付け るなど、それぞれ年初来高値を更新している。

アイエヌジー証券調査部の小売り担当アナリストの柳平孝氏は、小売り株 上昇の背景について、「4月はもともと新年度入りということで資金の流入もあ り、例年小売り株が高い。株式需給の好転をきっかけに物色の対象が広がって いるような状況だろう」とみている。

デフレ経済下では、積極的に商品単価を切り下げて収益を生み出してきた ファーストリテイリングなどのディスカウント業態や、資金が潤沢なイトーヨ ーカ堂、セブン-イレブン・ジャパン、丸井などに投資家の関心が集まってい た。しかし、4月の決算発表以降、「デフレ・スパイラルは既に脱している。特 にこの春先は、安いものより、感度の良いものを求める傾向が強まっている」(し まむらの藤原秀次郎社長)との声が多くなってきたため、既存店売上高の回復 期待が業界全体に波及している。

TOPIXに対する小売り株のウエートも4.89%と、月初の4.50%から急 上昇。昨年10-12月の5%超レベルを再度トライする状況になっている。

東京 鷺池 秀樹  Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net Editor:Hinoki

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