日石三菱、アラ石などが高い-パレスチナ調停失敗で原油価格が上昇

東京 4月18日(ブルームバーグ):石油元売り最大手の日石三菱が前日比 13円(2.23%)高の596円、アラビア石油は同26円(3.65%)高の738円。パ レスチナ危機の調停を目指していた米国務長官の仲介交渉が事実上失敗に終わ り、原油価格が上昇。このため、石油開発を手掛ける日石三菱やアラビア石油、 帝国石油などに買い注文が膨らんでいる。

パウエル米国務長官は、シャロン・イスラエル首相、アラファト・パレス チナ自治政府議長と相次いで会談したが、仲介は失敗に終わった。このため、 パレスチナ危機は一層深刻化する恐れが生じるとの見方が広がっており、ニュ ーヨーク商品市場では原油相場が大幅に上昇した。

日本の石油元売り会社にとり「原油価格の上昇は調達コストの増加となる が、短期的に見れば在庫価格の上昇につながる」(コスモ証券の佐藤博商品部長) と指摘。さらに、石油関連の資源株は「日本に少なく、アラビア石油や帝国石 油は一時的には上昇しやすい状況になる」との見方を示した。

また、これまでハイテク主導で上昇してきた株式相場が18日、取引開始 直後に高安まちまちとなり「エネルギー関連にも投資資金が流入してきた」(佐 藤部長)ことも株価上昇につながっているという。 エネルギー関連では、東京 ガスが前日比1円(0.32%)高の311円と、4営業日ぶりに反発。東京電力も 6営業日ぶりに反発した。このほか、東燃ゼネラル石油、昭和シェル石油、コ スモ石油なども上昇している。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano --* 03-3201-7137 fasano@Bloomberg.net Editor:Abe

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