フォーラム:今期は計画通り65店の新規出店へ-スリーエフ社長

コンビニエンスストア業界11位、スリ ーエフの浅井貞俊社長は3日のブルームバーグ・フォーラムで、2003年2月期 の出店政策について、「新規で65店の出店と、40店のスクラップ(閉店)・リロ ケート(移店)を計画している。前期のように出店計画が未達成にならないよ う組織運営していきたい」と語った。同社は前期に75店の出店を計画しながら 52店の出店にとどまった。

浅井社長は新規出店目標が達成できるとみる根拠について、「繰り越し物件 が54件あるため」と説明。店舗の立地条件を落とすことなく順当に店舗数を増 やせる見通しだと強調した。今期の新店における1店当たり1日平均売上額(新 店日販)は前期比3%増の42万円と計画している。

コンビニチェーンが選別される時代に

日本フランチャイズ協会によると、2001年のコンビニエンスストアの店舗 増加数は1000店(3.0%)にとどまり、98年の調査開始以来、過去最低の伸び 率となった。店舗数の増加率は2000年が8.6%、99年が5.2%だった。

同協会に加盟する14社のうち、2001年の出店計画を達成できたのはセブン ーイレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートなど業界大手。加盟店主 (オーナー)候補者らは複数チェーンと契約交渉することが多いため、中下位 コンビニチェーンは、オーナー確保に相当苦労したもようだ。

かつてコンビニ経営といえば、酒屋や雑貨商などの小売店からの業態転換 が多かったが、現在は「脱サラオーナーが全体の約6割に上る」(スリーエフ企 画室の相田光一室長)状況になっている。

一国一城の主として独立心の強かった小売店主出身のオーナーらと比べる と、サラリーマン経験者は安定的な店舗収益の拡大を求める傾向が強い。デフ レ経済が続くなか、セブンーイレブンなど業界大手にオーナー応募者が集まる 傾向が一段と強まっており、「業界上位によるオーナーの寡占化」(国際証券エ クイティー調査部の金森淳一アナリスト)が進んでいる。

スリーエフではこのような業界環境にあって、「よい場所によい店を出して いくこと」(浅井社長)が大事だとみている。オーナーの立場からすると、チェ ーン規模の大小ではなく「どれだけ加盟店利益を継続的に確保していけるか」 (浅井社長)がチェーン選別のポイントになると言う。

スリーエフは、東京、神奈川、埼玉の首都圏で637店を集中的に展開して いる。浅井社長は「新しい道路や新しい住宅地などの開発に伴い立地条件はど んどん変化していく。ミクロでみれば、まだまだ良い物件が出していける」と して、積極的な出店政策を継続する方針だ。

東京 鷺池秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net   Editor:Ozawa

企業ニュース:JBN17

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE