石油元売り各社:4月以降も減産継続へ、景気低迷で需要減退

東京 3月27日(ブルームバーグ):石油元売り各社は4月以降も減産を継 続する方針だ。日石三菱は27日、2002年度第1四半期(4-6月)の原油処理 計画を前年同期比6%減とすると発表。ただ、同社は「4月の状況を見て決め るが、もっと下がる可能性がある」(神田康孝常務)としており、減産を強化す る可能性を示唆した。また、同社は4月の原油処理計画を前年同月比10%減に することを明らかにした。

さらに、昭和シェル石油も同日、4-6月の原油処理計画について、従来 計画の同12.2%減から13.1%減と減産幅を拡大すると発表した。この結果、4 -6月の原油処理量は609万キロリットルになる見通し。出光興産やコスモ石 油なども4月以降も減産を実施することを決めており、末端市況の改善に躍起 になっている。

石油情報センターが発表した石油製品市況調査によると、3月(10日現在) のレギュラーガソリン店頭小売価格(1リットル当たりの一般客向けSS現金 価格、全国平均)は97円と、1999年10月以来、2年5カ月ぶりの低水準とな った。一方、ドバイ原油の1リットル当たり価格は、昨年12月の13.7円を底 に、3月は16.0円まで上昇しており、収益は悪化しているのが現状だ。このほ か、暖冬の影響で灯油価格も下落傾向となっているうえ、電力向けの重油需要 も落ち込んでいる。

4-6月期の原油処理計画については、出光興産が前年同期比4%減の817 万キロリットル、ジャパンエナジーが同約5%減の約580万キロリットルを予 定。さらに、コスモ石油も4月の原油処理計画を前年同月比9%減にとどめる 方針で、低迷する市況に対応する。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano --* 03-3201-7137 fasano@Bloomberg.net Editor:Abe

企業ニュース:JBN18, NI COS, NI KIGYO

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE