旭化成、デュポン:中国に合弁会社設立-プラスチック材料事業で(3

旭化成と米デュポンの化学メーカー 2社は26日午後、都内ホテルで記者会見し、今夏に中国に合弁会社を設立する と発表した。強化プラスチック材料として使われているポリアセタール(PO M)のコポリマーの製造と中国国内での販売を手掛ける。中国国内で伸びてい る同製品の市場を取り込むのが狙い。

合弁会社は資本金3200万ドルで、旭化成とデュポンが折半出資する。江蘇 省に6500万-7000万ドルを投じて新プラントを建設し、2004年春には年2万ト ンで生産を開始する。需要が高まれば数年以内に同6万トンにまで生産能力を 拡大する考え。生産品のうち7割は合弁会社が中国国内で販売するほか、残り は旭化成とデュポンが折半で引き受けて、中国国外で販売する。

デュポンは中国での事業ノウハウを持っているものの、コポリマーの生産 実績がない。一方、旭化成はコポリマーの生産は手掛けて、技術ノウハウを持 っていることから、「補完的で、両社が組むメリットは大きい」(チョン・デュ ポングローバル・ビジネス・ディレクター)と両社は判断した。

POMは対摩耗性や強靭(きょうじん)性、耐薬品性に優れており、自動 車内部部品やOA機器、VTRなどの電機・電子部品、工業部品など用途が広 い。中国でのPOMの市場は「現在、年間11万トンで、年率7-8%の成長市 場とみている」(宮坂真也・旭化成専務)。

旭化成の株価終値は、前日比12円(2.87%)高の430円。

東京 福井 康典 Yasunori Fukui

山口 義正 Yoshimasa Yamaguchi --* (03) 3516-6295 yfukui@bloomberg.net Editor:Hinoki

業界別ニュース:JBN17

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