大林道路:採算悪化と貸倒引当金の一括計上で18億円赤字-無配転落

大林道路は19日、2002年3月期の業 績見通しを下方修正し、連結純損失が従来予想の2億5000万円から18億3000 万円に増加する見通しだと発表した。受注競争の激化で採算が悪化したうえ、 貸倒懸念債権の一括処理により特別損失が膨らんだのが響いた。配当金は年間 で4円を予定していたが、無配とする。

連結売上高は従来予想を5.7%上回る999億円の見通し。下請け発注の割合 などを制限する公共工事入札契約適正化法の影響で、地方業者からの受注を厳 しくみていたが、予想よりも減少幅が小幅にとどまった。

しかし受注競争の影響で、連結営業損益は従来予想の1億3000万円の黒字 から3億4000万円の赤字に悪化する。経常損益の見通しも9000万円の黒字か ら3億7000万円の赤字に修正した。「貸倒懸念債権の引当金を2度と積まなく てもいいように保守的に処理した」(太田孝夫・取締役)ことで特別損失15億 9000万円を計上するほか、銀行株などの下落による投資有価証券評価損1億 7000万円も足を引っ張る。

公共工事の減少などで収益環境が悪化しているため、「役員の年収を2割削 減するほか、従業員の給与も5%減額して3億5000万円のコストを抑える方針」 (原利充・経理部長)。支店や営業所の統廃合や、外部からの派遣社員の削減も 進める。

同社は昨年12月に大林組の連結子会社となったことで、年間売上高の6割 が集中する下期の収益から大林組の連結収益に完全に組み入れられる。

大林道路の株価終値は前日比3円(1.42%)安の209円。大林組は同7円 (1.88%)高の379円。

東京 山口 義正   Yoshimasa Yamaguchi --* (03)3201-7298   y.yamaguchi@bloomberg.net  Editor:Hinoki

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