石油株が上昇:OPEC総会で減産継続確認へ、景気回復に期待広がる

東京 3月15日(ブルームバーグ):石油元売り最大手の日石三菱が前日比 11円(1.87%)高の599円、コスモ石油が同6円(2.83%)高の218円など石 油株が軒並み上昇している。日石三菱は一時、昨年12月5日以来(終値ベース) となる600円台を回復した。米国経済などの景気回復への期待感から石油製品 需要の拡大が見込まれ、買い注文が膨らんでいるもようだ。

石油輸出国機構(OPEC)は15日(日本時間同日夜)、本部のあるウィ ーンで定例総会を開催する。市場では「昨年12月末に合意した今年1月から実 施している6カ間の日量150万バレル減産を継続する」(みずほインベスターズ 証券の桜井宏シニアアナリスト)との見方が一般的だ。

OPECが指標としているバスケット価格(主要7油種平均)は11日、 米国経済回復への期待やイラク問題などから、目標価格帯(プライスバンド) の下限である1バレル当たり22ドルをほぼ半年ぶりに上回った。

原油価格の上昇は日本の石油元売り会社にとり、コスト増加要因につなが る可能性もある。ただ「米国経済、日本経済の景気回復期待から、石油製品の 需要拡大が見込まれる。さらに、(石油元売り会社が店頭に出荷する)卸価格が 引き上げやすくなり、石油元売り会社の収益改善も図れるのではないか」(桜井 氏)との見方もある。

このほか、石油元売り会社では、ジャパンエナジーが前日比3円(1.71%) 高の178円、昭和シェル石油が同5円(0.57%)高の879円、東燃ゼネラルが 同12円(1.25%)高の970円。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano --* 03-3201-7137 fasano@Bloomberg.net Editor:Abe

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