東応化が反発、半導体フォトレジストの受注回復-業績改善を期待

東京応化工業が反発し、一時前日比69 円(3.63%)高の1970円まで上昇。収益柱の半導体フォトレジストの受注が回 復基調を強めており、2003年3月期の業績改善を期待する買いが先行した。

アナリストの間でも、投資判断を引き上げる動きが相次いでいる。新光証 券では12日付で、株価レーティングを従来の「2(今後6カ月間のパフォーマ ンスがTOPIXに対しプラス・マイナス5%以内にあると予想)」から「1 (TOPIXを10%超上回ると予想)」に変更。吉田篤アナリストは「今年に 入りKrF(フッ化クリプトン)エキシマレジストの対前年同月比伸び率がプ ラスに転じている」点を評価した。

吉田氏によると、KrFエキシマレジストの回復は、韓国の大手半導体メ ーカーへの出荷が本格化してきたためで、同社の技術力の高さと営業力強化を 背景に「これまでのシェアを奪われる立場から競合他社を脅かす存在になりつ つある」という。

同証券では、来期の連結1株利益を今期会社側予想の24.7円から31.6円に 拡大すると予想。1株純資産(00年度末で2243円)を下回る現状株価を割安と みている。

一方、岡三証券でも12日付で、投資判断を従来の「2マイナス(今後6カ 月以内にTOPIXを0から10%アンダーパフォーム)」から「2プラス」(0 から10%アウトパフォーム)に引き上げた。

吉田正夫アナリストは「来期はプロセス機器の苦戦と減価償却費負担増が 予想されるものの、主力の半導体フォトレジストの回復によってカバーできる。 今後はPDP関連の新製品の貢献も期待できることから、中長期投資対象とし ての魅力も増しつつある」との見方を示している。

東京 院去 信太郎 Shintaro Inkyo --* (03)3201-8348 sinkyo@Bloomberg.net Editor:Ushiroyama

日本  NI JAPAN

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE