東電が反発:今期純利益が過去2番目の高水準との報道を好感

東京電力が反発。株価は一時、前日比 40円(1.57%)高の2580円と、4営業日ぶりに上昇した。市場では、12日の 東京株式相場が値を下げており、投資家が東電株をディフェンシブ銘柄の代表 格として注目していることに加え、一部報道で2002年3月期の業績が会社予想 を上回ると報じられたことも、東電株価を上昇させる要因となっているようだ。

BNPパリバ証券の酒井田浩之アナリストは「きょうの東京株式市場は値 を下げる展開となっており、ディフェンシブ銘柄の一角である東京電力に買い 注文が膨らんでいる」と指摘。さらに「一部報道で会社の予想を上回る業績と なると伝えられたことも、一部の投資家にはプラス材料となる」との見方を示 した。

12日付の日本経済新聞は、東電の業績が今期、景気低迷による産業用需要 の低迷や、暖冬による暖房需要の伸び悩みで販売電力量が減少するものの、経 費削減が寄与し、従来予想を60億円程度上回る1980億円前後(前期比5%減) になる見通しと報じた。

また、連結経常利益は設備投資の減少や有利子負債の削減が奏功し、前期 比3%増の3400億円になるという。これに対し、酒井田アナリストは、コスト 削減が順調に進捗することから、連結経常利益が3500億円と日経報道をさらに 上回る水準を見込んでいる。

東電ほか、中部電力や関西電力、東京ガス、大阪ガスなども電力、エネル ギー株が全般に上昇。さらに、ジャパンエナジーや日石三菱などの石油元売り 株も値を上げている。

東京 浅野 文重 Fumishige Asano --* 03-3201-7137 fasano@Bloomberg.net Editor:Abe

企業ニュース:JBN18

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