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米国株:米ダウ、約9カ月ぶり高値-JPモルガン、ボーイングが上昇

11日の米国株式市場は、米 景気回復期待から米大手銀行J.P.モルガン・チェースや世界最大の航空機 メーカー、ボーイングが上げを主導、ダウ工業株30種平均がほぼ9カ月ぶりの 高値まで上昇した。

市場では、朝方発表された経済統計から、景気回復が企業による生産活動 を促すとの期待が膨らみ、株価を押し上げた。1月の卸売売上高は前月比1.2% 増加。同時に発表された卸売在庫(季節調整済み)は前月比0.2%減の2877億 ドルと2000年1月以来、2年ぶりの低水準となった。

「景気は大半の人が思っているより早く回復するだろう」と述べるのは、ナ ベリエ・アソシエイツ(米ネバダ州)で40億ドル強の資金を運用するアルパー ス氏。同氏はS&P500種株価指数は年内、10-15%上昇すると予想している。

ダウ平均は前週末比38ドル75セント(0.4%)高の10611ドル24セント と昨年6月21日以来の高値で引けた。S&P500種株価指数は同3.95ポイント (0.3%)高の1168.26ポイント。一方、ナスダック(店頭市場)総合指数は同

0.18ポイント安の1929.49。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約12億株と、過去3カ月 平均を12%下回った。値上がり銘柄と値下がり銘柄はほぼ同数。ナスダック銘 柄のなかでは、値上がり銘柄と値下がり銘柄の比率は約8対7だった。

金融株が高い

J.P.モルガン・チェースなど金融株がS&P500種の上昇率の半分以上 を占めた。J.P.モルガンは米金融専門誌バロンズが、景気回復による恩恵 を同業他社よりも受けやすいと指摘したことも上昇に拍車をかけた。

ほかの金融株では、金融・旅行サービス大手の米アメリカン・エキスプレ ス(アメックス)や消費者金融のキャピタル・ワン・ファイナンシャルも上昇。 ドイチェ・バンク・アレックス・ブラウンのアナリストが「マーケットパフォ ーム」から「バイ」へ格上げし、失業率の低下を背景にクレジットカードの利 用も増えると予想したことも材料となった。

大型株ではボーイングが上昇したほか、米空軍から16億ドル(約2050億 円)に上る契約を受注した米防衛関連大手のゼネラル・ダイナミクス(GD) が高い。

中東情勢の緊迫化懸念から原油相場が大幅高となったのを受けて、米系メ ジャー(国際石油資本)のエクソン・モービルが上昇。米石油2位のシェブロ ンテキサコも高くなった。

個別銘柄では、米自動車2位のフォード・モーターと自動車部品メーカー のビステオンが北米市場の価格をめぐる紛争で決着したのを受けて上昇した。

一方、アプライド・マテリアルズなど半導体製造装置メーカーは急ピッチ な上昇に対する警戒感から反落。半導体最大手のインテルや携帯電話向け半導 体メーカー最大手の米テキサス・インスツルメンツ(TI)も下げた。

米市場の売買高上位はサン・マイクロシステムズ、ナスダック100、シスコ システムズ、ワールドコム、インテル。

ニューヨーク JOSEPH P. Hamilton 高井 夕起子 Yukiko Takai --*(212)893-3007 ytakai@bloomberg.net     Editor:Kobari

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