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米国株:米雇用統計を好感し反発、インテル、マイクロソフトが高い

8日の米株式相場は反発。 朝方発表された2月の雇用統計で非農業部門の就業者数が7カ月ぶりに増加に 転じたのを受け、業績回復期待から半導体最大手のインテル、パソコンソフト 最大手の米マイクロソフトなどが上昇した。

「雇用状況は(米景気の)パズルを解く上での鍵だった」とフィラデルフィ ア・トラストのチーフ・インベストメント・オフィサーは語る。同氏は「数週 間のうちに」企業が業績見通しを引き上げると予想、金融のウェルズ・ファー ゴや医薬品大手の米アメリカン・ホーム・プロダクツ(AHP)の株を購入し ている。

一方、サーバー大手のサン・マイクロシステムズはメリルリンチのストラテ ジストがハイテク株の組み入れを増やすよう推奨したのを受けて急伸。ネット ワーク機器最大手の米シスコシステムズなど他のハイテク株にも買いが波及し、 ナスダック総合指数は同48.04ポイント(2.6%)高の1929.67ポイントと大幅 高となった。

ダウ工業株30種平均は同47ドル12セント(0.5%)高の10572ドル49セ ント。今週のダウ上昇率は2%、昨年5月以来初の4週間連続高だった。S& P500種株価指数は前日比6.77ポイント(0.6%)高の1164.31ポイント。ナス ダックは今週7%上昇した。

米労働省によると、就業者数は2月に前月比6万6000人増加した。1月に は12万6000人、昨年12月には10万6000人それぞれ減少していた。アナリス トらは2月の就業者数は増加しないと予想していたが、実際の増加数はこの1 年で最大となった。失業率は5.6%から5.5%へ低下した。

前日にグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が定例の議会 証言で経済は「既に回復しつつある」と述べたこともあり、景気回復期待が急 速に高まっている。

ハイテク株ではシスコ、マイクロソフトのほか、ソフトウエア大手オラクル やデータ管理ソフトのベリタス・ソフトウエアが上昇した。メリルリンチのス ティーブン・ミラノビッチ氏は2カ月前、ハイテク株は割高で避けるべきとし たが、この日はハイテク企業の経営環境に「底打ちの兆しが強まっている」と 指摘、マクロ経済指標の改善が投資家の心理に好影響を与えているとしている。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は14億株余りと、過去3カ 月平均を3.2%上回った。値上がり銘柄と値下がり銘柄はほぼ同数。ナスダック 登録銘柄では値上がりと値下がりの比率は2対1だった。

個別では、米大手総合電機メーカー、ゼネラル・エレクトリック(GE) が下落。特別処理会社(SPE)に430億ドルの資産を保持していたと明らか にしたことが嫌気された。SPEは破綻した米エネルギー卸売会社エンロンが 数十億ドルに上る負債を隠すため利用していた。

携帯電話技術大手のクアルコムは上昇。中国政府は同社が開発した技術に基 づくワイヤレス・ネットワークを拡張するため、携帯メーカー各社に携帯生産 を増やすよう要請したことが好感された。

この日の米市場の売買高上位は、サン・マイクロシステムズ、ナスダック 100、インテル、シスコシステムズ。

ニューヨーク JOSEPH P. Hamilton 高井 夕起子 Yukiko Takai --*(212)893-3007 ytakai@bloomberg.net     Editor:Ozawa

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