日本株【個別銘柄】:佐藤工、ハザマ、飛島建、航空・銀行株(2)

4日の主な銘柄の値動きは次の通り。

佐藤工業(1804):会社更生法の適用を東京地方裁判所に3日申請した佐藤 工業は、30円安の11円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)売り気配のま ま取引を終了。売り注文は差し引き8700万株に膨らみ、売買は成立しなかった。

ハザマ(1837)、飛島建設(1805):ハザマは3円(7.3%)安の38円、飛 島建は9円(20.4%)安の35円と急落。2社と同様にみずほファイナンシャル グループを主要取引銀行とする佐藤工業が3日、会社更生法の適用を申請した ことで、経営の先行きに不透明感が強まった。東証1部での値下がり率は飛島 建がトップ、ハザマが6位。

三菱地所(8802):78円(8.3%)高の1016円と大幅高。昨年12月7日以 来の1000円台を回復、4日続伸となった。土地再評価法などを活用して固定資 産の含み損を一掃することが明らかになり、財務の透明性が高まるとの期待が 広がった。同様に土地再評価法使った財務健全化策を発表した三井不動産 (8801)も54円(5.2%)高の1087円と上昇し、5日続伸。

東京海上火災保険(8751):33円(3.3%)高の1033円と、朝日生命保険と の統合の前倒し構想を発表した11月13日以来、初めて1000円台を回復。市場 全体が上昇していることに加え、朝日生命との統合問題から東海上は買えない として、増収率の高い安田火災などに回っていた資金が、統合の白紙撤回で東 海上に回り始めたようだ。

三菱化学(4010):14円(4.6%)高の313円と4日続伸。同社が4日、ポ リエステルの原料など合繊原料2製品について顧客と値上げ交渉を開始した、 と一部で報道されたことから、値上げ前の駆け込み需要が拡大し、収益拡大に もつながるとの期待が高まったようだ。

コマツ(6301):公共投資抑制などで国内の建設機械需要が冷え込んでおり、 今期赤字が従来計画より大幅に拡大する見通しとなり、予想以上の業績悪化に 失望売りが出て、一時は、16円(3.4%)安の453円まで下落したが、取引終了 にかけて値を戻し、13円(2.7%)高の482円と上昇、5日続伸となった。

日本コムシス(1947):68円(10.6%)高の705円と大幅上昇し、4日続伸。 経営破たんした佐藤工業の代わりに、同社が日経平均株価に6日に新規採用さ れることが決まったため、同指数との連動性を目指すファンドを運用する機関 投資家が組み入れに動くとの期待が高まった。

スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(4795):1万2000円(10.4%) 高の12万7000円と大幅上昇。ソフトバンクが保有するスカパー株全11万3000 株が約117億円で日本テレビに売却されることが明らかになったため、今後の 有料放送事業での優位性を期待する向きからの買いが入ったようだ。

THK(6481):260円(10.3%)高の2770円と年初来高値を更新。主力の 直動システムを中心に月次受注高の改善基調が鮮明化しており、今後の業績回 復を期待する買いが先行した。

武富士(8564):590円(7.0%)高の8920円と5日続伸。前週末1日にコ ンビニエンスストア大手のローソンから、ダイエーオーエムシーの発行済み株 式総数の13.5%にあたる2850万7000株を108億円で取得したと発表したため、 今後のカード事業の拡大につながるとの期待が強まった。

ミツミ電機(6767):204円(11.1%)高の2030円と大幅高。パソコン市場 の堅調を背景に、光ディスクドライブの採算性が改善してきており、今期業績 は会社側計画を上回るとの期待感が浮上した。

カヤバ工業(7242): 今期の連結業績を1日に下方修正したことが嫌気さ れ、一時は11円(6.6%)安の155円まで下落したが、その後値を戻し、終値 は変わらずの166円となった。

浜松ホトニクス(6965):110円(3.9%)高の2900円と4日続伸。医療機 器市場の拡大に伴い、来期以降の業績急改善を期待する買いが膨らんだ。

タキヒヨー(9982):名証2部のタキヒヨーがこの日、東証2部にも追加上 場した。東証初値は1日終値と同じ509円だった。東証終値は519円。上場に 伴う公募・売出は行っていない。

自動車株:大幅高。米国の景気回復が期待されるなか、1日(米国時間) に発表された米自動車販売台数で、日本車メーカー各社の販売台数が軒並み増 加しているため、収益拡大につながるとの見方が広がったようだ。日産自動車 (7201)は41円(4.7%)高の907円と、昨年7月6日以来の900円台となった。 900円の水準を上回ったのは96年10月18日以来、5年半ぶり。そのほか、ホ ンダ(7267)が340円(6.3%)高の5730円と5日続伸、トヨタ自動車(7203) が220円(6.3%)高の3670円の3日続伸など。

航空株:連日の年初来高値を更新。日本航空(9201)が15円(4.0%)高 の390円と6連騰。昨年8月9日以来の390円台乗せ。全日本空輸(9202)も 10円(2.8%)高の364円、日本エアシステム(JAS)(9203)も110円(3.3%) 高の3360円といずれも5日続伸。航空需要の回復傾向がはっきりしてきたこと が材料となった。

海運株:大幅高。日本郵船(9101)が39円(9.1%)高の467円、商船三 井(9104)が25円(9.4%)高の289円といずれも年初来高値を更新。川崎汽 船(9107)も14円(8.9%)高の171円と5営業日連続の上昇。海運業界のフ ァンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)に底打ち感が出てきたことや、コン テナ船の運賃の下落に下げ止まりが見えてきたことが好感されたもよう。

銀行株:みずほホールディングス(8305)、UFJホールディングス(8307) など大手金融グループを中心に銀行株が全面高。主力銀行の第一勧業銀行が支 援を断念する形で、準大手ゼネコンの佐藤工業が3日、会社更生法適用を申請 したのを受け、大口債務ゼネコンの破たんは峠を越えたとの見方が広がり、取 引終了にかけても買い戻しを中心に買いが優勢となった。

一勧を傘下に置くみずほが3万7000円(14.2%)高の29万7000円、UF Jは4万円(13.6%)高の33万3000円とストップ高(制限値幅いっぱいの上昇) で1月17日ぶりの30万円台回復。三井住友銀行(8318)が49円(9.5%)高 の562円、三菱東京フィナンシャル・グループ(8306)が5万6000円(6.7%) 高の88万3000円と、ほぼこの日の高値圏で取引を終了した。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Akama,Sakihama

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