日本株【個別銘柄】:佐藤工、ハザマ、飛島建、菱地所、自動車・航空

4日の主な銘柄の値動きは次の通り。

佐藤工業(1804):会社更生法の適用を東京地方裁判所に3日申請した佐藤 工業は、30円安の11円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)売り気配のま ま午前の取引を終了。売り注文は差し引き8000万株に膨らみ、売買成立は明日 以降になりそうだ。

ハザマ(1837)、飛島建設(1805):ハザマは4円(9.7%)安の37円、飛 島建は11円(25%)安の33円と急落。2社と同様にみずほファイナンシャル グループを主要取引銀行とする佐藤工業が3日、会社更生法の適用を申請した ことで、経営の先行きに不透明感が強まった。東証1部での値下がり率は飛島 建がトップ、ハザマが3位。

三菱地所(8802):69円(7.3%)高の1007円と大幅上昇。昨年12月7日 以来の1000円台を回復した。土地再評価法などを活用して固定資産の含み損を 一掃することが明らかになり、財務の透明性が高まるとの期待が広がっている。 同様に土地再評価法使った財務健全化策を発表した三井不動産(8801)も37円 (3.5%)高の1070円と上昇。

三菱化学(4010):16円(5.3%)高の315円と上昇。同社が4日、ポリエ ステルの原料など合繊原料2製品について顧客と値上げ交渉を開始した、と一 部で報道されたことから、値上げ前の駆け込み需要が拡大し、収益拡大にもつ ながるとの期待が高まっているようだ。

コマツ(6301):4円(0.8%)安の465円と反落。公共投資抑制などで国 内の建設機械需要が冷え込んでおり、今期赤字が従来計画より大幅に拡大する 見通しとなったため、予想以上の業績悪化に失望売りが出ている。

日本コムシス(1947):67円(10.5%)高の704円と大幅上昇。経営破たん した佐藤工業の代わりに、同社が日経平均株価に6日に新規採用されることが 決まったため、同指数との連動性を目指すファンドを運用する機関投資家が組 み入れに動くとの期待が高まった。

カヤバ工業(7242):4円(2.4%)安の162円と6営業日ぶりに下落。今 期の連結業績を1日に下方修正したことを嫌気して売り込まれたようだ。

浜松ホトニクス(6965):120円(4.3%)高の2910円と4日続伸。医療機 器市場の拡大に伴い、来期以降の業績急改善を期待する買いが先行している。

タキヒヨー(9982):名証2部のタキヒヨーがこの日、東証2部にも追加上 場した。東証初値は1日終値と同じ509円だった。午前の東証終値は519円。 上場に伴う公募・売出は行っていない。

自動車株:大幅高。米国の景気回復が期待されるなか、1日(米国時間) に発表された米自動車販売台数で、日本車メーカー各社の販売台数が軒並み増 加しているため、収益拡大につながるとの見方が広がっているようだ。日産自 動車(7201)は44円(5.0%)高の910円と、昨年7月6日以来の900円台とな った。900円の水準を上回ったのは96年10月18日以来、5年半ぶり。そのほ か、ホンダ(7267)が320円(5.9%)高の5710円、トヨタ自動車(7203)が 150円(4.3%)高の3600円など。

航空株:連日の年初来高値を更新。日本航空(9201)が17円(4.5%)高 の392円と6連騰。昨年8月9日以来の390円台乗せ。全日本空輸(9202)も 4円(1.1%)高の358円、日本エアシステム(JAS)(9203)も150円(4.6%) 高の3400円と高い。航空需要の回復傾向がはっきりしてきたことが材料。

東京 白木 真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Akama,Sakihama

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