米クエスト、タイコ、スプリント:信頼感回復で社債相場上昇

米大手通信のクエスト・コ ミュニケーションズ・インターナショナル、長距離通信3位のスプリント、複 合製造業タイコ・インターナショナルなど、今月初めから資金繰り不安で売り 込まれていた企業の社債相場が上昇している。各社の業績見通しに対する投資 家の信頼感が回復してきたためだ。

事情に詳しい関係者の話では、スプリントは格付け維持のために電話番号 案内事業を売却する可能性がある。また、クエストはキャッシュフロー(現金 収支)のマイナス幅が縮小する見通しを発表し、タイコは買収した企業の詳細 な財務情報を開示する方針を明らかにした。

アナリストや投資家は、情報開示と財務的柔軟性の改善に向けたこのよう な取り組みによって各社への信頼感が回復したとしている。

クエストの社債(2011年償還、表面利率7.25%)利回りは、8.56%(前日 は8.78%)、スプリントの社債(2011年償還、表面利率7.625%)利回りは8.25% (前日は8.40%)、タイコの社債(2011年償還、表面利率6.375%)利回りは

7.98%(25日は8.32%)と、それぞれ低下している。

クレディ・スイス・ファーストボストンの債券リポートは、投資家の「リ スクへの許容度が幾分高まっている」との見方を示すとともに、「最近大きく売 り込まれた(社債)銘柄には割安感がある」と指摘した。

ブルームバーグ・データによると、10年物社債のスプレッド(米国債との 利回り格差)は、米国での社債発行残高上位20社中8社で縮小している。

ニューヨーク Heather Landy 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Kakuta,Kobari

企業別ニュース:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE