米クリスピー・クリーム:新工場の費用を帳簿上で処理へ-疑念に配慮

ウィンストンセーラム(米ノースカロライナ州) 2月12日(ブルームバ ーグ):ドーナッツ大手の米クリスピー・クリーム・ドーナッツは12日、米イ リノイ州に新設した生産工場の費用3500万ドル(約47億円)を、同社の帳簿 上で処理する方針を明らかにした。簿外取引に対する投資家の疑念が高まって いるのに配慮した。

クリスピーは当初、所有不動産をいったん特別目的会社などに売却したう えでリース(賃借)を受ける、いわゆる「シンセティック・リース」という契 約に基づき、工場の費用を長期債務ではなく、流動費用として処理する方針だ った。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの主任投資オフィサ ー、ライリー氏は「会計処理を工夫して優位に立つなどということは、もうで きない」と指摘、「エンロンの破たん以降、米国の会計基準への信認は大きな圧 力にさらされている。すべての企業が疑念の対象だ」と語った。

エンロンが破たんして以来、シンセティック・リースは企業の財務諸表を 混乱させるものとして、投資家の批判の的となっている。クリスピーは、投資 家の懸念に配慮して、会計処理を変更したという。

12日のクリスピーの株価終値は0.87ドル(2.4%)安の36.11ドルと続落 した。株式公開は2000年4月、史上最高値は昨年12月に記録した46.90ドル。 同社のシンセティック・リースに対する懸念が高まるなか、株価は今月に入っ て7.2%下落した。

アトランタ Steve Matthews ほか 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata --*   (03) 3201-8867 hshibata@bloomberg.net     Editor:Kobari

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