米エンロン社内調査委員長:元CEOの関与示す十分な証拠ある

経営破たんした米エネルギー 卸売会社エンロンの社内調査を指揮したテキサス州立大学法律大学院の学長、 パワーズ氏は12日、米上院委員会で証言し、利益水増しと損失隠しについて知 らなかったという同社のスキリング元最高経営責任者(CEO)の議会証言に 対して異議を唱えた。

スキリング元CEOは先週の議会公聴会で、同社が特別目的会社を使用し て利益を水増しした事実を知らなかったと証言した。これに対し、パワーズ氏 は、「スキリング氏が、同氏の発言以上に深く関与していたことを示す十分な証 拠がある」と反論した。

同氏はまた、レイ前会長兼CEOやスキリング元CEO、取締役会による 「本質的なリーダーシップと管理の欠如」を指摘するとともに、「ファストウ元 最高財務責任者(CFO)や幹部による不正行為があった」との見方を示した。

ただ、レイ前会長兼CEOや取締役会が、特別目的会社との取引が損失を 隠すためのものであることを知りながらこれを阻止しなかったのは、個人的利 益を得ていたためだという証拠はないとして、この点が米司法省や米証券取引 委員会(SEC)の調査の焦点になるだろうと述べた。

社外監査役だった米大手会計事務所アーサー・アンダーセンについては、 「口実」を設けて調査委員会に書類を提出しなかったと指摘した。

これに対し、アンダーセンの広報担当のドートン氏は「文書と人員を準備 したが、調査委員会からその後の連絡がなかった」と述べた。

パワーズ氏に先立ち、エンロンのレイ前会長兼CEOが上院委員会の公聴 会に姿を見せたが、憲法上認められている権利を行使するとして、証言を拒否 した。

ワシントン James Rowley 東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita --* (03) 3201-8394 akinoshita2@bloomberg.net    Editor:Kakuta

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