コンビニ大手5社1月売上高:既存店で前年割れ続く-ミニストは微増

ブルームバーグ・ニュースが8日まで にまとめたコンビニエンスストア大手5社の2002年1月売上高(速報ベース) によると、顧客1人当たりの買い上げ単価(客単価)のさらなる下落により、 既存店売上高の前年実績割れが続いている。ただミニストップはわずか0.8%で はあるが昨年実績を上回った。セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミ リーマートの3社は週明け12日以降に営業概況を公表する計画。

今月3日から4日にかけて中京地区を中心に記録的な大雪となったため、 サークルケイ・ジャパンの落ち込み幅が大きくなった。また首都圏でオフィス 街ビル内店舗「生活彩家」などを展開するポプラは集計上の特殊要因が働きマ イナス幅が大きくなったと話している。「オフィスビル内の店舗は正月休みに営 業できないという特殊事情がある。極端に営業時間が少ない店舗が今年から集 計に加わったことで下落幅が大きくなった。8月までに業態ごとに集計できる 仕組みを整えたい」(ポプラIR室の山田啓明・室長)。

利益率向上を模索

一方、ミニストップは敢えて低価格商品を陳列し、ある程度の売り上げや 客単価の低下を容認する構えだ。同社社長室の森出芳孝・広報担当マネージャ ーによると、同社の現在の課題は、若い女性顧客の利用が減り、菓子類などの 商品販売が低迷していること。そこで同社はイオングループの商品開発能力を バックに99円の独自菓子商品を開発、「けっこう売れている」(同)という。

同商品の投入により、集計上の売上高や客単価はマイナスに働くが、「既存 商品より粗利益率が5ポイント高いため、加盟店の利益額はその分大きくなる」 という。

日本経済の急回復が予想できない以上、デフレ傾向はさらに強まることが 予想される。今後はミニストップのように政策的に商品単価を下げ、利益率向 上を図る動きが広がっていきそうだ。

○コンビニの1月売上高(前年同月比%) ○注)▲はマイナス:この数値は速報ベース。

既存店売上高 既存店来客数 全店売上高 セブン-イレブン・ジャパン ― ― ― ローソン   ― ― ― ファミリーマート ― ― ― サークルケイ・ジャパン ▲2.1 ― ― サンクスアンドアソシエイツ ▲0.2 ― ― ミニストップ 0.8 3.4 4.7 スリーエフ          ▲0.7 ― ― ポプラ            ▲1.4 2.7 7.7

東京 鷺池 秀樹 Hideki Sagiike --* 03-3201-8293 hsagiike@bloomberg.net     Editor:Hinoki

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