コンテンツにスキップする

1月の米既存店売上高は5.2%増、予想大きく上回る-最悪期脱出へ

東京三菱銀行ニューヨークが、 7日までに小売りチェーン78社を対象にまとめた統計によると、米小売り大手 の1月の既存店売上高は前年同月比5.2%の増加となった。ウォルマート・スト アーズなどのディスカウント店を中心に、売り上げが予想以上に好調だったこ とを背景に、昨年12月(同2.2%増)から伸び率が拡大するとともに、事前の 予想(同3.0%増)を大幅に上回った。

同報告をまとめたエコノミストのマイク・ニーマイラ氏は、米経済全体に 不透明感が残る現時点では、1月の予想外の力強さが2月以降も持続する保証 はないとする一方で、「今回の数字は、米小売業界全体が、最悪期を脱しつつ あることを示しているようだ」と指摘。高級品を扱う百貨店など、一部の業態 には依然、厳しさが見られるものの、「かつてのようなぜい弱さは薄れてきて いる」との認識を示した。同氏は現時点では、2月の既存店売上高は前年同月 比2.5-3.0%増と、1月に比べ伸び率が縮小するとみている。

個別企業では、1月は、ディスカウント店のウォルマートが前年同月比

8.3%増、ターゲットも同5.8%増加と、好調を維持した。同業のKマートが経 営難に陥ったことによる押し上げ効果も影響した。一方、フェデレーテッド・ デパートメント・ストアーズは同9.5%減、メイ・デパートメント・ストアーズ は同10.7%減と、百貨店は、引き続き苦戦した。衣料品小売大手ギャップも、 同16.0%減と、2ケタのマイナスとなった。

米商務省は、13日に1月分の小売売上高統計を発表する予定。7日正午現 在のブルームバーグ調査によるエコノミスト予想中央値は、全体が前月比0.2% の減少と、12月実績(同0.1%減少)から若干のマイナス幅拡大が見込まれて いる。自動車を除いたベースでは、1月の予想中央値は同0.3%増(同0.1%の 減少)となっている。

ニューヨーク 河合美奈子 Minako Kawai --*(212)318-2328 minkawai@bloomberg.net Editor:Yamahiro

企業別ニュース:

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE