米タイコ、金融部門を3カ月以内に分離または売却へ

米 複合大手タイコ・インターナショナルは6日、金融部門を3カ月以内にスピン オフ(分離・独立)または売却する方針であることを明らかにした。同社が会 社を4分割する計画は、資金難から暗礁に乗り上げるという投資家の懸念を和 らげるのが狙い。

6日のタイコの株価終値は2.82ドル(12%)高の25.92ドルと3日ぶりに 反発。コズロウスキー会長兼最高経営責任者(CEO)が会社分割計画を発表 した1月22日以降、同社は株式時価総額の半分を失っている。

社債相場も上昇。トレーダーらによると、タイコ債(表面利率6.38%、2011 年償還)は1ドル当たり82セントと前日比7セント上昇した。利回りは約1.4 ポイント低下の9.2%。

同社は、会社分割は約1年以内に完了するとみている。

金融部門の買い手候補には、アナリストの間でゼネラル・エレクトリック (GE)が挙げられているほか、6日付の米紙ウォールストリート・ジャーナ ルとニューヨーク・タイムズが事情に詳しい複数の関係者の話として報じたと ころによると、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)やフリ ートボストン・ファイナンシャルなども買収に関心を示しているという。

コズロウスキーCEOは「われわれはパニックに陥っているわけではない」 と述べ、「タイコに対する信頼感が危機にさらされているが、実際には問題はな い」と強調した。

ボストン Rachel Layne、ほか 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata --*   (03) 3201-8867 hshibata@bloomberg.net    Editor:Kakuta

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