日本株【個別銘柄】:雪印、野村H、近ツー、塩野義、自動車株

5日の主な銘柄の値動きは次の通り。

雪印乳業(2262)、雪印食品(2287):雪印乳が3円(2.6%)高の117円と 反発。午前の取引では連日の安値更新となったが、午後に入って上昇に転じ、 一時は10円(8.7%)高の124円まで上げた。午後3時発表の再建計画の内容 を見極めたいとの見方から午前の取引で100円割れまで売り込まれた反動で、 いったん買い戻しの動きが強まった。午後に取引が再開された雪印食は4円 (11.7%)安の30円と下落、8日連続の上場来安値更新となった。

ベスト電器(8175)、デオデオ(8199)、コジマ(7513):ベスト電が8円(2.6% 高の312円と反発。4日に家電量販店大手のデオデオと資本提携することが好 感された。デオデオはすでに、同じく家電量販店大手のエイデン、上新電機、 ミドリ電化(非上場)と資本・業務提携しており、ベスト電もこのグループに 加わることで、売上高の増加につながると期待された。この日はデオデオも6 円(1.3%)高の467円と上昇。半面、デオデオグループの競合相手となるコジ マは8円(0.9%)安の880円と4日続落となった。

野村ホールディングス(8604):58円(4.4%)安の1245円と3日続落。一 時は113円(8.6%)安の1190円まで下落し、99年5月以来の安値を更新した。 今年2月に入り、4大銀行グループが2月に入って持ち合い解消(経営安定化 のため相互の株式を保有し合う仕組み)売りを進めているのに加えて、株式相 場の低迷が深刻化し、業績悪化に対しての懸念がさらに強まった。売買高は2260 万株と東証1部で3位、売買代金も約277億円となり同2位。

近畿日本ツーリスト(9726):12円(5.6%)安の202円と大幅続落。昨年 9月の米同時多発テロ事件発生以降、旅行需要が大きく落ち込んだほか、2003 年1月に予定していた日本旅行との合併も白紙撤回するなど、同社の業績見通 しに対する悲観的な見方が広がった。一時は26円(12.1%)安の188円まで下 落し、75年に上場して以来の安値を更新した。

日本たばこ産業(JT)(2914):4万6000円(6.5%)高の74万6000円 と反発。2002年3月期営業利益を上方修正したことが好感された。

塩野義製薬(4507):119円(6.7%)安の1650円と3日続落。一時は139 円(7.8%)安の1630円まで下落し、昨年来安値を更新した。特に悪材料は見 られないが、外資系証券経由の売り手口が目立ったことから、海外機関投資家 が、一般的に1月末から2月中旬にかけてその年の運用方針を決めることが多 いため、日本の株式相場全体の下落や円安進行などを受けて日本株の比率を 徐々に落としているのではないか、との憶測が聞かれた。

ニチアス(5393):8円(3.7%)安の205円と反落。一時12円(5.6%)安 の201円まで売られ、昨年来安値を更新した。半導体関連業界を中心に国内需 要が低迷し、工業製品の売り上げが計画を下回っている現状を踏まえて今期業 績予想を下方修正したため、業績回復の遅れが懸念された。

ニッシン(8571):87円(5.3%)安の1533円と4日続落。同社は1月29 日、第3四半期と9カ月通期業績の発表、貸し倒れ費用の増大が明らかとなっ たことや、競争激化に対する懸念などが売り要因となったようだ。

クレイフィッシュ(4747):一時は5000円(0.7%)高の64万円と小幅上 昇した。2001年10月-12月期決算で、2000年3月の上場以来初の営業黒字と なったことが好感されたようだ。終値は、5万4000円(8.5%)安の58万1000 円と反落した。

CIJ(4826):ジャスダック市場上場銘柄だった同社がこの日、東京証券 取引所第2部に新規上場した。東証での初値は1550円で、ジャスダック市場に おける前日の終値1580円を1.8%下回った。終値は1480円。

トランコム(9058):ジャスダック市場上場銘柄だった同社がこの日、東京 証券取引所と名古屋証券取引所の市場第2部にそれぞれ新規上場した。東証で の初値は560円で、ジャスダック市場における前日終値550円を1.8%上回った。 東証終値は560円。

アーネストワン(8895):不動産デベロッパーの同社がこの日、ジャスダッ ク市場に新規上場。初値は公募価格650円に対し7.5%低い601円と、今年に入 り初めて公募価格を下回った。公募価格のPER(株価収益率)が4倍とかな り低く、足元の業績と比較して株価に割安感があったものの、株式市場が下げ 足を速め指数がバブル後最安値を更新するなか、買いの手が引っ込んだようだ。 公募・売出株数は120万株、主幹事は国際証券。終値は695円。

自動車株:軒並み安。外国為替が円高基調で推移しているのが嫌気された。 トヨタ自動車(7203)は持ち合い解消の売りも出たようだ。終値は、日産自動 車(7201)が13円(1.8%)安の700円、マツダ(7261)は24円(8.4%)安 の260円、トヨタは140円(4.1%)安の3270円、ホンダ(7267)が240円(4.4%) 安の5120円など。

半導体製造装置株:総じて反発。4日の米国株式市場で、一部アナリスト による投資判断引き上げをきっかけに半導体製造装置株が上昇した流れを受け 継いだ。市場ではまた、半導体業界の設備投資再開の動きから、製造装置受注 が底入れの兆しをみせてきたとの見方が広がりつつあり、年金や投信など国内 機関投資家からの押し目買いが入るきっかけにもなった。終値は、東京エレク トロン(8035)が200円(3.0%)高の6800円、アドバンテスト(6857)が10 円(0.1%)高の6710円、ニコン(7731)が16円(1.8%)高の893円など。

東京 白木真紀 Maki Shiraki --* (03)3201-7644 mshiraki1@bloomberg.net Editor:Akama,Sakihama

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